サプライズ ・・・・

                        2014年11月7日

 

 

 「えっ、何が起きたの?」                                    

「システムエラーかな。」

1031日の日経平均株価は、私がPCを開いた時には854円高。

結局終値で755円高で、軽く16,000円を超えました。

 

 つい、2週間前は14,000円台まで下げ、

「荒れる10月」の相場ジンクスは今年も当たりだ、

なんて思っておりました。

 

 株価上昇の引き金は、日銀の追加緩和決定。

何せ、ETF(上場投資信託=株式のこと)、

REIT(不動産投資信託)の購入量を今の3倍に増し、

長期国債の購入も年間50兆円から80兆円に増やす。

 

そう宣言したのですから、マーケットが反応しないはずがない。

 しかも、その前日、公的年金の運用管理機関GPIFが、

国内債券の割合を徐々に下げ、国内株式の割合を25%に上げ、

海外の株や債券も買い増す。

なんて、報道されたのですから、

10月最後の相場は、大幅な円安・株高で引けました。

 

 でも、こういうニュースって、

「個人にとってどんな意味があるのか」な。

株を持っている人にとっては、ラッキー! 嬉しい。

持っていない人は関係のないこと、羨ましい。。。

 この2つのベクトルだけでしょうか。

 

 そもそも、日銀が大幅な追加緩和をしなければならない背景は、

GPIFが安全運用から、リスクを負ってでもより高い利回り追求型のポートフォリオに

スイッチを切り換えざるを得ない理由は、何処にあるのか。

 

 日本の置かれた現状は、

企業業績も伸びず、働く人の賃金も上がらない、

輸出額と輸入額が逆転し、日本から出て行くお金の方が多い。

経済は縮小均衡のデフレが20年も続いている。

 

 おまけに少子高齢化で社会保障費は膨らむ一方なのに、

個人からも、企業からの税収もさほど増えない。

だから、消費税を上げなければ、立ちゆかない。

 

 日銀とすれば、ここはえぃ、やぁ、で、

お金をジャブジャブ(追加緩和)にすれば、

企業は、安い金利のお金を借り、

積極的な投資や従業員の給料をアップで、売り上げが伸び、

企業業績も良くなり、法人税収も増える。。。

 

そうすると、個人の所得も増え、使えるお金が増える。

国債の大量買い付けで住宅ローン金利も更に低下。

 

 こうして、経済が活性化され、

経済全体のパイも膨らみ、やがてデフレも脱却し、

政府・日銀の目指した、経済成長率2%へ。

 

 描いているのはこんなシナリオなのです。

ただし、このシナリオ通りに行かなかったときは。。。

 

「個人にとってどんな意味があるのか」

 

株やREIT(投資信託も含め)を持っていた方が良さそうだぞ。

だって、日銀が買い支えてくれもの。

 

 そんなマインドになり、みんなのお金が投資に向かうと、

企業は自由に使えるお金が増えるし、個人の財布も潤う。

 

 “景気は気から” という、言葉がありますよね。

日銀が鉦や太鼓をたたいた背景は、

個人のマインドに働きかけた意味合いが大きいのでは。

 

 今回の株高を演出したのは日銀です。

ただし、踊ったのは、海外の投資家(投資マネー)です。

 

 個人金融資産の1%(16兆円)が貯蓄から投資に向かうだけでも、大変な経済効果と言われております。

 

 ここは、日銀の思惑に乗ってあげるのはどうでしょうか。

みんなが、せめてNISAの枠内で、ちょっとだけ協力してあげる。

 

 そうすると、やがては個人の資産も増える。

 

 マーケットも海外マネーの動きに大きく左右されなくて済む。

 

 投資(個人にとっては投資よりもむしろ運用)に対して

こんな視点を持つのはどうでしょう。

 

 ただし、だからと言って、むやみに、あるいは言われるままに、

株や投資商品を買って良い訳ではありません。

投資を始める前に、少しだけ知っておいて欲しいことがあります。

 

 長くなりましたので、次回以降ご案内しますね。

 

 

 


7年の のち ・・・・

                        2014年10月1日

9月に入り、流石に秋めいて来ました。

メルマガは夏休みにしてしまい、ひと月ぶりの配信です。

 

♪このままじゃ、ダメなんだ・・・♪  

 

日々こんな思いがよぎりった夏ではありましたが。。。

皆様の夏休みはいかがでしたか。

お変わりございませんか。

 

『アナと雪の女王』Let It Go(~ありのままで~)

私には、力が湧いてくる、大好きな1曲になりました。

 

 ♪このままじゃ、ダメなんだ・・・♪

こんなふうに、思うことって、思う瞬間って、ありませんか。

 

 ダイエットをしようと思ってはいても何一つ習慣が変わらない。

「今日やろう!」 が、いつまでも始まらない。

 

 ♪このままじゃ、ダメなんだ・・・♪ を

 

♪そうよ、変わるのよ~私♪ と、なるためには、、、

まず、一歩を踏み出すことしかないのでしょうね。

 

始めの1歩を踏み出すことが出来れば、2歩目、3歩目と続く。。。

ゼロから1へ踏み出すエネルギーに比べれば、

1から100までの努力、道のりは、事によっては、半分どころか、

「踏み出して良かった!」となるかも知れません。

 

7年前、私が証券仲介業を始めたときの最初のお客様は甥でした。

専門学校を出たばかりの20歳の甥に、投資信託の積立を始めさせました。

 

国内、先進国、新興国の、株式・債券・REIT(リート)MMF

それぞれ1,000円の投信を10本、合計毎月10,000円の証券積立貯蓄です。

 

 7年後、毎月1万円×12か月×7年=84万円 は、いくらになったと思いますか?

 

社会人1年生なると同時に、始めた運用結果は、

なんと、昨日現在、約114万円です。+30万円ですよ。

 

 株ってね。。。。。。。。。。。

債券は、銀行貯金と同じ確定利回りで。。。。。

 

怖い伯母さんの言うことを、半分も理解できないものの、

とにかく、甥にとってはやるしかなかったのかも知れません。

 

  7年の間、最初の頃はマイナスの連続。

“最初からプラスにならないよ。

貯金と違って、手数料が引かれるから最初はマイナスからスタートだよ。”

 

少しプラスになったころにはリーマンショック。

“いいんだよ。下がったってことは、今は安く買えているんだよ。

同じ1万円でも、たくさん買えてるってこと。”

 

 3.11や欧州金融危機が続き、運用環境は決して良いものではありませんでした。

“とにかく毎月1万円を続ける! やめちゃダメ!”

 

 そうして、7年の後

「郵便局の貯金は全然増えてないよ。」

 

不承不承、毎月1万円から始めた証券貯蓄も、6年超で100万円突破。

100万円が200万円になるのに何年かかるかな。。。」

 

甥が始めてから、4年後、

妹の○○ちゃんの結果は36万円が、約54万円に。+18万円です。

 

 今年から、お父さんがNISAで、恐る恐る運用開始。 (_;)

 

みんながこのような結果になるというものではありません。

 

 ただ、「分散投資による積立運用」はどの時点から始めても、

中長期には報われるということは過去の結果が示すところです。

 

 勿論、銀行貯蓄も、財形積立もありです。

が、

・すぐに使う予定のない貯蓄

・将来の老後資金の準備

・少しでも増やしたい  等々であれば、

「分散投資による積立運用」も同時並行でお薦めです。

 

甥や姪、今、積立運用をなさっている方々のように

「分散投資による積立運用」は、やがては報われるという成功体験を1人でも多くの人に

知って欲しいと願っております。

 

 今年から始まりましたNISA(少額投資非課税制度)枠が、

来年から100万円が120万円に拡大されそうです。

 

 120万円の意味するところは、「毎月積立でNISA始めてね。」

との、メッセージです。

 

例え、毎月5千円からでも、1万円でも、NISAで積立可能です。

 

また、退職金等の余裕資金を1年かけて、

毎月10万円づつNISA口座に移して行くでもよいでしょう。

 

 消費税の更なる引き上げが予定される中、

折角の非課税枠を有効に生かしたいものです。

 

 


何がセクハラだよ ・・・・

                        2014年7月17日

 

全くもって、熱い、いえ暑いですね。

 

この暑さに堪らず飛び込んだのが、デパートの食堂です。

 

 

と、隣の席から、

 

“何がセクハラだよ。結婚すりゃ、財布はがっちり握られ、

 

女房のものばかり増えてるよ。”

 

“デパートだって、紳士物なんてワンフロア―で、あとみんな女だぞ”

 

“男の行くのは紳士コーナーとせいぜい食堂くらい、15か。。”

 

 

 都議会のセクハラやじ、まだまだホットな話題なのでしょうか。

 

お隣の男性は、女性は弱者なんかじゃない。

 

「早く結婚しろよ!」が、何故、セクハラなんだ。。の、ようです。

 

 

 なるほど、デパートのフロアー構成は、

 

圧倒的に『女性のモノ』が多いですよね。

 

 

 それに、

 

婦人服売り場で、男性が女性の下着を買う姿は見かけませんが、紳士フロアーで、

パートナーの下着を買っている女性に、違和感を感じることはないようです。

 

 

 子供のモノ、家具や日用品、お惣菜、家電も、

 

いえ、車や住宅の購入にしても、『自分のモノ』以外の消費も、

決定権の8割は女性が持っていると、言われております。

 

 

女性は男性より、消費の意欲は高く、機会も多い。

 

その分、モノの値段にも、経済感覚も敏感なのでしょうか。

 

 

 毎月定期的に家計相談にみえる○○様は、

 

今迄ご夫婦ともに働き、wインカムでした。

 

ご事情があり、奥様は仕事をお辞めになり、

 

今月からはご主人だけの収入です。

 

 

 半年間は雇用保険(失業給付)はあるものの、

 

支出の筆頭は、住宅ローンに車のローン。

 

勿論、日々の生活費もお子様の教育費もかかります。

 

 

 夫婦共稼ぎのときも、

 

ほとんど入る、出るの家計運営でしたので、

 

これからの家計管理は本当に大変です。

 

 

 収入の減る分、どう支出を抑えるか。

 

 

 まずは、金額からいっても住宅ローンの見直しです。

 

H22年に借りたときのフラット35の金利は3.36%、

 

今は1.73%です。(怖いくらい安!)

 

現状同様、返済期間中固定金利で、

 

借り換えができれば、月々の返済額は約2万円圧縮できます。

 

 

 次に車のローンですが、ここは車を処分しない限り動かせません。

 

生命保険も妥当なもので、ここも見直しの対象にはなりません。

 

 

 

 さて、次は。。。

 

家計簿を見る限り、通信費、ご夫婦のスマホ代が月に2万円です。

 

通信会社の変更をご提案したところ、

 

早速、お手続きをされ、何と月額1万円に。(半額ですよ。)

 

 

 

 次は、。。。

 

現在進行形ですので、またご報告が出来ればと、思います。

 

 

 支出イコール消費ではありませんが、

 

「消費は収入の額まで膨らむ」は一面の真理です。

 

 

あるだけ使っちゃう!

 

ここは、男女とも気を付けなければいけないところです。

 

 

 さて、

 

7月の平賀FP事務所定例セミナーは

 ~知っとこ!「確定拠出年金」制度~ です。

 

 貯蓄目的の第1位は『老後のため』ですが、

 

その目的に、最も適した貯蓄手段は「確定拠出年金」です。

 

 

 このダークホース、使わない手はないのですが、

 

あまりにも馴染みがなく、知られていないのが残念です。

 

 

日時: 7月19日(土)1400分~1600

 

7月23日(水)1830分~2030

 

場所: 平賀FP事務所(市谷リンデンビル5階)

 

参加費: 2,000円(コーヒー、スイーツ付)当日申し受けます

 

 

両日ともまだお席がございます。

 

 

 

 

 

 


国民年金さんいらっしゃい ・・・・

                 2014年6月30日

常々、何とかならないの? と、言うか、
これじゃあ~、絶対無理! と、言いたくなるのが、「国民年金」です。

だって、
折角40年(も)保険料払い続けているのに、65歳からの年金は月額65,000円位。

同じく、40年保険料払い続けた厚生年金や共済年金加入者に比べ、年金額は半分です。

 勿論、毎月払う保険料も厚生年金や共済年金加入者の方が多いうえ、
個人負担と同額分を会社も負担してくれる。
だから、将来貰う年金に差が出るのは当然、、、かも知れません。 が、

 かつての「国民年金」は農業や自営業の方々が加入想定対象者でした。
でも今は、自営業といっても、お家でお店を開いている八百屋さんやパーマ屋さんばかりではありません。

 フリーランス、プチ起業家さん、フリーターさん、アルバイトで繋いでいる人、

非正規で働いている人、厚生年金に入れてもらえない、人達、
みんな、みんな「国民年金」加入対象者さんです。

 そういった人達を、
これまで前提としていた「国民年金加入者」と同列で捉えて良いものでしょうか。

65
歳以上になったときの所得が、農家や自営業さんのように行くのでしょうか。

 非正規社員同士のカップル、収入の基盤となるお店や家業を持たない自営業のご夫婦、

そういった、「国民年金」加入者さんには、遺族年金ひとつをみても、子供のいない妻、

あるいは子供が18歳以上になると、厚生年金と違い、65歳迄「遺族年金」の支給はありません。

 「障害年金」もしかりで、

厚生年金や共済年金にある、より軽度の3級障害給付がありません。
 その他の福利厚生や、セイフティーネットを比べても、
「国民年金」加入者さんは、より厳しいのではと、思えてなりません。

 今回の年金財政検証作業の中では、
「国民年金」に係る部分が今のところ見当たらないのですが。。。

「国民年金」は、厚生年金、共済年金加入者さんからみれば、「基礎年金」の部分にあたります。

 よく言われる、
国民年金は1階部分、
厚生年金は2階建て
共済年金は3階建て
「国民年金」加入者さんが、自ら2階、3階部分を補完する手段として、
「個人型確定拠出年金」制度があります。

個人型「確定拠出年金」は、
国民年金保険料を払っている人なら、誰でも利用できる制度です。
 毎月5,000円から68,000円までの範囲で自由に掛け金を選べ、60歳まで積み立てます。
 積立金は所得控除の対象となりますし、積立期間中の収益は非課税となります。
また、60歳以上で受け取るときは、退職所得控除、公的年金等控除の対象となります。

このように、メリットの多い「個人型確定拠出年金制度」ですが、
「確定拠出年金」イコール会社員さんのものと思われ、
国民年金加入者さんが使える、「個人型確定拠出年金」は
全くと言ってよいほど知られていません。

 各種の調査・アンケートで貯蓄目的の第1位は「老後のため」です。

将来不安に備え、貯蓄をするのであれば、効率のよい貯蓄方法、貯蓄先を選ぶべきです。

「老後のため」の貯蓄をするのであれば、「個人型確定拠出年金」は、税制上も、

NISA(少額投資非課税制度)や生命保険の個人年金よりもメリットがあります。


ところが、折角有益な国の制度であるにもかかわらず、
「個人型確定拠出年金」があまりにも利用されていない実情は、残念としか言いようがありません。

 そこで、7月の平賀FP事務所定例セミナーは
~知っとこ!「確定拠出年金」制度~ です。

 自営業さんも、フリーランスさんも、勿論、会社員さんも
401K「確定拠出年金」を使いこなして下さい。


日時: 7月19日(土)1400分~1600
    7月23日(水)1830分~2030
場所: 平賀FP事務所(市谷リンデンビル5階)
参加費: 2,000円(コーヒー、スイーツ付)当日申し受けます

詳細は、http://www.hiragafp.com <http://www.hiragafp.com/>  セミナー情報に掲載しております。


痛いとか言ってもダメ・・・・

 

「朋あり、遠方より来たる。亦楽しからずや。」

                        

 

久しぶりに、カナダに住んでいるFP仲間が帰省され、

 

10年来続いているMeeting、緩やかな情報交換会も花が咲きました。

 

 

“カナダでは、病気になっても日本ほど手軽に医者にかかれないのよ。”

 

 

“手術が必要な患者でも、半年とか、1年も待たされることもある。”

 

 

“痛いとか、言ってもダメ。

 

本当にすぐに、手当てが必要かどうかは医者が決める。”

 

 

“税金の中で診てくれるから、医療費はかからないけど、

 

 救急車は有料よ。

 

 

“所得はケアカード(マイナンバー)で把握され、

 

薬代も前年度の所得によって違ってくる。”

 

 

 日本の医療体制とはずいぶん事情が違うようです。

 

 

531日のNHKスペシャルは、「日本の医療」を扱ったものでした。

 

“患者のたらい回しは、まだまし。回すこともできない。”

 

“心筋梗塞で、すぐ手術が必要な患者でも、医者がいない。”

 

 

2025年には、団塊の世代が75歳に達し、患者が増え、

 

ベッドも医者も足りない。

 

特に問題なのは都市部で、急患も救えなくなるのでは。。。

 

。。  。。  。。  。  。  。  。     

 

 

“生活習慣病の人の医療費は上げるべきだ。

 

改善されたら、下げて行く。”

 

 

“地域の病院に行けと言われても、

 

やっぱり設備の整った病院で治療を受けたい。” 

 

 

“在宅医療では、家族の負担が。。。”

 

 

 日本の医療制度をめぐる議論は百出でも、

 

難題解決とは、行きません。

 

  

 

医療を受けるときって、苦痛を伴う辛い状況、命の問題です。

 

何はさておき、一番の問題で、解決したいですよね。

 

 

それで、ついつい、最善最良を望んでしまうのかもしれません。

 

 

私なんか、ちょっとでも痛いところがあると、もう死ぬ騒ぎです。

 

ヘルペスになったときは、耳鼻科、眼科、脳神経外科、最後に皮膚科でした。

 

 

 本人にとっては、大変な状況には違いないのですが、

 

私より、もっと重篤な人がいて、その人が後回しにされてしまったとしたら。。。

 

 

英国の家庭医病院のように、診療科ごとではなく、

 

全体を診てくれるようなところがあれば、

 

いくつもの病院、診療科を訪ねるのことなく、

 

処方箋だけで解決できる病状であれば、CTを取る必要もありません。

 

 

 カナダに比べ、日本は誰もが、

 

いつでも気軽に医療を受ける機会があります。

 

 

 勿論それは、大切なことですが、

 

それがために、医療を受ける行為が過度になったり、

 

わがままに陥り、

 

医療制度そのものが崩壊するようなことになってしまったなら、それこそ、本末転倒です 

 

 

 

 国民全体が使う医療費は、毎年1兆円規模で増え続け、

 

現在37兆円の医療費は10年後50兆円を超すものとみられています。

 

 健康保険料も毎年上がっておりますが、

 

給付の増加には追いつきません。

 

 

入院時の食事代や、部屋代も値上げの方向ですが、

 

医療費抑制効果は限定的なようです。

 

 

 

“痛いとか言ってもダメ”

 

“救急車も有料”

 

カナダのように、手術を受けるのも順番待ち。。。

 

 

 日本もいずれ、そんなふうになるのかな。。。

 

2014年6月9日

 


年金財政検証の年・・・・

 

  さわやかなこの時期に、あまり触れたくはない話題なのですが、でも、やっぱり気になるのが、「年金」問題です。

 

 

 今年は、5年に1度の「年金財政検証の年」

 

年金に限らず、社会保険全般の財政を精査し、制度の見直しをします。

 

厚労省は、6月をメドに検証結果をまとめるとのことですが、

 

社会保障改定の経緯は国民には見えにくいものです。

 

 

唐突に年金の受取開始を個人の判断で75歳まで延ばせるよう検討を始めた

 

なんて、記事を目にすると、えっ、そうなの? 

 

 

 確か春先頃は、公的年金の運用利回り目標を4.2%に修正。

 

あの日経新聞でさえ、、

 

「この先100年間、年利4%あまりの運用益が確実に稼げる金融商品があると薦められたら、あなたはどうするか。」

 

「この金融商品を薦めているのは国です。

 

好むと好まざるとにかかわらず、公的年金加入者は、お金をつぎ込んでいる。」 (―_―)!! 

 

 

 結果4%で運用できましたではなく、

 

100年安心」の年金制度を維持するには、至上命題の数字が

 

年率4.2%ということなのでしょうか。

 

 

 

年金制度改革の俎上に載っているのは、

 

◇65歳からの年金支給開始年齢の更なる引き上げ

 

保険料の納付期間の延長

 

国債中心の運用見直し(4.2%の目標達成のためには当然なのでしょうが)

 

 

 

 もうひとつ、気になる項目

 

給付額の削減 

 

 

 周辺では絶えず議論され、削減は不可避と言われておりますが、

 

今回の改定作業項目には見当たらないようなのです。

 

 

 

現状の年金収支を見ると、

 

年金給付総額    49.8兆円に対し

 

年金保険料     30.2兆円、

 

国からの財政支出  12.9兆円

 

不足分        6.7兆円

 

(不足分は積立金のからの取り崩し等)

 

 

 

消費税3%分をまるまる年金財源に充てたとしても、

 

まだまだ給付額には追い付かない。

 

 

 

公的年金制度の維持には、

 

①  更なる増税か、これから貰う人たちの開始年齢を引き上げるか

 

保険料納付期間を延長するか、

 

今のところの検討項目は、この3つだけなのでしょうか。

 

 

 

 そうそう、

 

老齢基礎年金の受給資格期間が現在の最低25年から10年へと短縮されます。

 

これにより、25年の受給資格期間に満たない無年金の高齢者も、10年以上の加入期間(免除・猶予・カラ期間等含む)があれば、平成2710月以降は保険料を納めた期間・免除された期間に応じた年金を受給できます。

 

 

 

これは、平成2710月実施予定なんだそうです。

 

ご存知でした。

 

 

 

 勿論、年金保険料納付期間が25年に達しなければ、

 

20年掛けても、1円の年金も貰えないよりは、良いのでしょう。

 

 

 

国民年金保険料、未納率が4割の現状はやはり、どうにかしたい。

 

未納率を下げ、受給者数を増やすあの手、この手なのでしょうか。

 

でも、加入期間10年、年金年額20万円でも立派な年金受給者となって、

 

生活保護なんかの他の福祉の対象とはしませんよ。

 

なんてことになるのかな。。。

 

 

 

年金受給者が既に3,867万人。(厚労省年金局資料H23年値)

 

15歳から60歳までの労働人口が約6,298万人(H263月速報値)

 

 

 

 受給者数は増える一方、それを支える負担者は減る一方。。。

 

 

 ある日突然、

 

えっ、私の年金こんなに減っちゃうの?

 

 

 

先延ばし、先延ばしで、結果、傷が深くなるよりは、

 

こんなことにならないように、、、 早く教えてほしい。。。

 

 

 

2014513

 

 

 


なくなって分かる・・・

ゴールデンウィークはどのようにお過ごしですか。

 

私は、

延ばし延ばしになってしまった諸々を片付けたいな、と思っております。

 

 ところで、

なくなってしまったことで、改めてその価値に気付くことってありませんか。

 

≪無利息で住宅ローンが組める。≫

金利負担なしでお金が借りられるんです。

こんなうまい話、。。。あるはず。。。ない。

ではなくて、あったんです。  3月までは。

 

東京スター銀行の「預金連動型住宅ローン」

ご存知でしたか。

 

例えば、

住宅ローンの残高がまだ1000万円あります。

当然、残金を分割で返済して行くと金利が発生します。

退職金等のまとまったお金が1000万円、あったとします。

定期預金にしていても利息は微々たるもの。

今ですと、1000万円を1年定期に預けても利息は税引き前で2,500円位。

 

それに比べ、利率変動型住宅ローンの金利は低いとはいえ(年率0.78%では)年間78,000円。

借りる時の金利って、高いでしょう。

 

ところが、東京スター銀行の普通預金に1000万円を預け、

「預金連動型住宅ローン」で、住宅ローンを組むと、ローン金利は一切発生しません。

 

ザックリ言ってしまえば、ただで、住宅ローンが借りられたのです。

こまごまとしたことを考慮したとしても、まとまった資金のある方であれば、

「預金連動型住宅ローン」のお得感、優位性は際立ちました。

 

 ところが、残念なことに、3月末でこの住宅ローンは終了してしまいました。

 

 無くなってみると、“間に合わなかった”“惜しい”“知っていたらな・・”なのです。

 

 消費者にとって、良いもの、有利なものって、実は短命だったり、

目にする機会が案外少ないのです。

 

特に金融商品は。

 

年率1.6%の社債は、知っている人だけが発行される都度、

待ち構えたように購入するので一瞬で売り切れてしまいます。

 

 日本以外では、個人の生命保険のスタンダードは「変額ユニバーサル保険」なのですが、

まったくと言っていいほど知られず、普及しません。

 

「確定拠出年金」も知っていて、利用している人は少数です。

 

 何故、折角有利で、良いものが見過ごされてしまうのか。

 

 大きな理由は、

 

“売る人がいないから”

“コマーシャル、大々的な宣伝などないから”  なのです。

 

消費者にとって良いもの、有利な選択肢は提供者からすると、

利幅が少なく、ぎりぎりまで、コストカットしたものだったりするのです。

 

 だから、ネットでぐらいでしか広報されない。。。

 

 残念ながら、ネットはTVやチラシのようには不特定多数の目にはつきません。

必要な情報を求めてアクセスする人のものです。

 

 だから埋もれてしまいます。

 

 そんな残念の、一つが「確定拠出年金」制度です。

ちょっとだけ、制度が複雑なため、折角の国の制度でありながら、

あまり普及しておりません。

 

そこで、

 5月のセミナーは、

 ~知ってる人は得をする! 知らない人は今すぐに!~

「確定拠出年金」VSNISA(少額投資非課税制度)」

 

「確定拠出年金」は2001年に「確定拠出年法」施行により始まった年金制度です。

60歳迄掛け金を納め、60歳以降に一時金、あるいは年金として受給します。

掛金は全額所得控除となるなど、様々な税制優遇措置があります。

 

 本当に知って欲しい、「じぶん年金つくり」のツールです。

 

 馴染みのない、「確定拠出年金」ですが、「NISA(少額投資非課税制度)」と、

上手く使い分けをすることで、税制優遇効果を大きく生かせます。

 

日時: 5月17日(土)1400分~1600

5月21日(水)1830分~2030

場所:平賀FP事務所(市谷リンデンビル5階)

参加費:2,000円(コーヒー、スイーツ付・当日申し受けます

 

  最後までお読みいただきありがとうございました。

 

201452


フレッシュマンにお願い・・・

4月はフレッシュマンが街に溢れ、

初々しいスーツ姿の集団を見かけると微笑ましく、

思わずエールを送りたくなります。

 

 先日のランチタイム、隣の席のお二人さんは新入社員さんかな。

貯金とかする?

したいけどさ~、まず奨学金返さないとな。

これから毎月2万円以上、20年間だよ。

 

 そうか~、確かに大変かも。

今や大学生の半数は、何らかの奨学金制度を利用し、

金額も300万円以上の借入者が6割以上とのこと。

 

そうなると、初任給から貯金を始めるは難しいのでしょうか。

 

20代で、貯蓄ゼロの割合は45.1

     100万円未満が、22.8

20代の7割近くの人が貯蓄は。。。

と、言う人達なのでしょうか。

(金融広報中央委員会「家計の金融資産に関する世論調査」)

 

 

 確かに、今の若い人達は私のようなオバサン世代に比べ、

貯蓄しにくい環境なのでしょうね。

 

税金や社会保険料負担は私の若かりし頃よりは重いし、

奨学金の返済や、スマホの通信料だってばかにならない。

一人暮らしなら家賃もいる。

 

給料も毎年上がるわけじゃないし、

折角就職できても、終身雇用とは限らない。

 

 おまけに、有利な社内預金があるじゃなし、低金利で、

貯蓄は自分が積んだ額だけで増える喜びなんて知りようもない。

 

 だったら、

頭金ゼロでも住宅ローン払っていく方がいい。。。

その方が、お家は残るかな。

 

 私のようなオバサンは今の若い人達に頭を下げるしかないのですが、

それでも、それでも何とかして、

『貯蓄して!』

 

 『貯蓄って習慣なんです。』

習慣って、初めが肝心なんです。

 

お給料の手取りが10万円なら、たとえ1万円でも、

それもきついなら、1000円でもいいんです。

とにかく、貯蓄する習慣を身に付けることが大切なんです。

 

 今まで10万円使っていたのが、9万円になっても、

生活そんなに変わりません。

 

 勤め先に財形貯蓄があるなら、天引きしてもらえます。

今は社内預金なんて、ないのでしょうか。。。

できれば、「NISA」や、「確定拠出年金」は、是非知って頂きたいし、使って欲しい。

 

「確定拠出年金」はとても有利な貯蓄手段です。

ただ残念なことに、この有利な確定拠出年金制度を使いこなしている人は

本当に少ないのです。

 

 「確定拠出年金」については順次ご案内して行きたいと思っております。

 

 『貯蓄』に話を戻しますね。

何故、貯蓄をすることが大切なのか。

 

私ぐらいの年齢になると(なっても)「お金ってとても必要だな~」って

本当に思うのです。

 

 それは、この先何年働けるのかな。。。

年金だけではとても暮して行けないな。。。

そんなことが実感として分かって来ると、

 

 あ~、もう少し貯蓄しておけば良かった。

お金は今よりも、今年よりも、来年の方が、その先の方がもっと必要になります。

 

勿論、皆様は、こんな後悔とは無縁なのでしょが、

 

「金融資産を保有していない」と回答した割合は31.0%と、

調査開始以来最高値を記録した。

2013年金融仲介広報委員会「家計の金融行動に関する世論調査」)

 

 なんとも、気になりませんか。

 

『貯蓄はなぜ必要か』

貯蓄をすることで計画的にお金が使えるようになります。

金銭的に将来に備えることができます。

購買決定がより柔軟になります。

不測の事態に対応できます。

短期的には不可能なことでも、貯蓄をすることで、

 長期的には実現可能になります。

 

今と未来の生活を支えているお金とは、「収入と貯蓄」ですよね。、

 

 だから、やっぱり、何とか

『貯蓄して!』

 

 街に輝きを放っているフレッシュマン達に思わず叫びたくなりました。

 

 

来月のセミナーは、

 ~知ってる人は得をする! 知らない人は今すぐに!~

NISA(少額投資非課税制度)」VS「確定拠出年金」 

 

 日時:5月17日(土)1400分~1600

5月21日(水)1830分~2030

 場所:平賀FP事務所(市谷リンデンビル5階)

 参加費:2,000円(コーヒー、スイーツ付・当日申し受けます

 

 詳細は次回ご案内致します。

 

2014年4月23日


狐と狸・・・

 市ヶ谷の桜は早くも花びらを散らし始め、

なんともせつない限りです。

 

4月は仕事の上では新年度、

私どもの事務所も新たな試み、業務を加えました。

 もう少し、体制が整いましたなら、ご案内させて頂きます。

 

 さて、ご相談毎で多いのは、相変わらず「住宅がらみ」です。

先日も、知人からの相談内容は、

いくらなんでも早すぎると思わない!

去年結婚したばかりの息子さん夫婦がマイホーム購入を検討中とのこと。

なんでもお嫁さんのご親戚の仲立ちとかで、断りづらい事情はあるものの、

“2人ともまだ26よ。

頭金ほどの貯金はないはず。

暗に、親の援助も催促されているようで。。。

 共働きで、2人合算した年収からみると、

ハウスメーカーさんの返済計画書では、借入も返済も可能な額。

 

でも、頭金なしで大丈夫なの。。。

子供でもできれば、お嫁さんは働けないでしょう。。。

 親の心配は尽きません。

でも、当人同士はマイホームの図面を見せられ、土地も見に行き

すっかりその気になっているとのこと。

 典型的なシンデレラ症候群(夢のマイホーム)に嵌ったみたいです。

 息子たちに意見してほしい。とのことで、

息子さんたち夫婦が来る日を見計らい、私が偶然居る!

知人と私の世間話を聞かせるという、シチュエーションです。

 

消費税UPの駆け込み購入者のおかげで運送屋さんが間に合わないらしいよ。

でも、みんなよくローン組めるね。

 

売る方は「ローン可能」予定調和から逆算するから、頭金なくても組めるのよ。

借入可能額は「年収」ではなく「手取り収入」で見なければならないのに「年収」ベース。

そこから違うよね。

マンションでも、戸建てでも、よほどの所でない限り、

買った時が一番高くて、買った瞬間2割は値段が下がるよ。

だから、頭金2割っていうのね。

 

新築物件も3年ぐらいで、ポツポツ売りが出てるでしょう。

不動産屋さん言ってたけれど、あれって離婚物件が多いんですって。

えっ。。。。

 

無理な計画で、ローンが払えず、楽しいはずのマイホームが離婚の原因なの。

。。。。。

 

それでもローンが残り、

最後は両方の親が残った借金を半々で負担してようやく決着。

えっ、親も巻き添えなの。。。。。

 

そんなのまだいい方ですって。

 ローンが滞ると、融資先の銀行に取られたり、、

 固定資産税が滞ると、差し押さえになる。。。

 

 。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。  

 

 こんな具合の、会話が続き、

若い2人も、流石に『やらせ』に気付きます。。。

 

こうなると、もはや狐と狸のバカ仕合みたいなもの。

 

知人も、私もだんだん気まずくなって来ました。

 

息子さんが一言 「いや、ありがと。」

 

 これで、お開きです。

 

 ○○クン、ごめんね。

 

 ただ、ちょっとだけ参考になればね。。。

 

 

これも、消費税UPの影響なのでしょう。

 

転勤で、山形の神町に行かれる奥様が、

「運送屋さんの見積もり聞いてびっくり、何と100万円!」

ウソみたいな話。

 

値切ったものの、通常では考えられない値段だそうです。

勿論、規定以上の分は持ち出しです。

 

 今年この時期に転勤される方は大変ですね。。。

2014年4月7日


女性の力・・・・

             2014年3月6日

三寒四温で、春の足音が聞こえてきてもよさそうなものですが、
寒の戻りでしょうか、今日は風が冷たい一日でした。

 ソチオリンピックも旧聞の話題になってしまうのでしょうか。
皆様には今更なのかもしれませんが、

 ネットでこんなのを見つけました。
浅田真央の演技に全中国が泣いた!感動コメント殺到、中国版ツイッターで検索1位に
 
「真のスポーツ精神とは金メダルをいくつ獲得したかではなく、
自分を乗り越えて、自分に勝てたかどうか。
浅田真央の完璧な幕引きは金メダルよりも確かなものだ」

「王者が優勝するとは限らない」 

「今夜どれだけの人が彼女とともに涙しただろう」 

「他の選手は審判を征服し、Maoは観客を征服した!」  

「感動に国境はない」  etc etc

「浅田真央」ちゃんが中国版ツイッター検索1位!ですよ。
感動のコメントが殺到!! それも17万件も!

全中国が泣いた! なんて書いてあるんですよ。

 オリンピックの意義はありますね。

人が感動するって、理屈じゃないですね。

 人が、人を動かす力(感動)、動かすものって、何だろ・・・


 先週の私ども事務所の最大のイベントは、
燕スタジオさんからのご依頼セミナーでした。

~これからのヨガインストラクターは賢者であれ~
知らないと損する! 賢く生きるための
 セルフ“マネー”ジメント講座

 燕スタジオhttp://www.yogaroom.jp/tsubame/ さんは、
事務所の道路一本隔てたすぐ南にある、隠れ家的なDining&ヨガスタジオさん。

 事務所開きの時に、お料理のケータリングをお願いしたり、
事務所の1周年記念の講演会会場をお借りしたお付き合いです。

勿論、ヘルシーなランチも、無国籍風料理も “ピカイチ”大好きです。

 本来なら、確定申告目前の2月8日開催予定でしたが、
大雪のため急きょ延期で、3月1日になりました。

 延期になると、参加者は大体半分位になるのですが、
何と、「増えました」とのことで、28名様。

女性が27名、男性がお一人(ご参加者のご主人)
皆様、スレンダーなヨガ講師、インストラクターさんばかりです。
 私・・・・・・・(―_―)!! ちょっと恥ずかしかった・・・・

1部が税金のイロハ・税金との付き合い方、
2部は、ライフ・ファイナンシャルプランの組み立て方。

 みなさんとても熱心で、質問も多く、積極的に発言も頂きました。
熱気と活気に溢れ、合わせて3時間の長丁場が、あっという間。

とても、心地よい疲れと甘美な感動でした。

女性が生き生きしている姿って、
真剣な眼差しで、物事に取り組んでいる姿って、

~なんか、社会を、日本をよくしてくれる・・・~ 

 真央ちゃんが、何故これほどの涙を誘ったのか。
真央ちゃんのフリーの演技そのものだけではなく、
真央ちゃんの一途さ、彼女の全てに感動し、喝采したのですよね。

 大事なところで転んでも、何回転んでも、
また立ち上がり、始める、前に進めば良いだけです。

 女性の力って、凄いんですね。

女性の一途で、しなやかな力は、
世の中を動かすパワーになりうるのかも知れません。


心地よい生き方

2014年2月18日

19歳羽生選手の金メダルも、15歳平野選手、41歳葛西選手の銀メダルも、
本当に嬉しいメダルです。

 4年に1度のオリンピックでメダルを手にするには、
単に技とか、メンタリティーだけではない、もう一つ何かがいるのでしょうか。
本当に頭が下がります。

 羽生選手も平野、葛西選手も、それこそ小さい時から、
今なさっている競技に出会い、
オリンピックを、それもメダルを目指してこられました。

 自分のやりたいこと、好きなこと、
ずっと続けたいこと、仕事でもなんでも良いのですが、
こんな日々を、生活が送れたらいいな。。。。

ライフプランはイメージすることから始まります。

 自分にとって、心地良いこと、心地よい居場所、心地よい生活とは、
そして、大切なのはそれが経済的に可能なのか、成り立つのかを計ることです。


 ずいぶん以前に読んだ本に、イギリスの
B&B(ベッドと朝食のみの宿)を営む青年の話がありました。

客は一日に1人か2人、あるいは一組。
朝はゆっくり紅茶とともに新聞を読み、
客を見送った後は自給自足に近い家庭菜園やガーデニング。
夕方になれば馴染みのパブに繰り出し、ひと時を楽しむ。

 日本人から見れば、まるで老人のような生活を送っているのはまだ30代の青年。
おそらく生活の糧は、B&Bの宿賃と、
宿泊客がたまに買ってゆく自分の描いた絵や妻の手芸作品。

 青年はそれでも、十分満足し、これが自分の選んだ生活スタイルと胸を張る。

 私がFP(ファイナンシャルプランナー)の勉強をしていた頃、
ライフプラン(生涯設計)という言葉は耳新しく、
それまで自分の将来設計を考えるという概念はありませんでした。

欧米人(特にヨーロッパ)は、
“人生は楽しむためにある” 定年は自分で決める。
何歳まで、どんな働き方をして、
自分にとって必要なお金はいくらあればよいのか、
ちゃんと「ライフプラン」計画を持っている。

 講師の言葉も新鮮でした。

 ライフデザインがあり、目指すべき方向性が確立していると、
自分が中心にいて、自分の好みや、心地よい生き方に繋がる。

 『自分にとって心地よい生き方』
ここを軸に、ライフデザインし、ライフプランを創造して行く。

 ライフプランにファイナンシャルプランをマッチングさせて行く。

 何処が決めたのか、2月13日は(NISA、ニーサ=少額投資非課税制度)の日。
NISAの手本となったのは英国の「ISA制度」です。
 
英国のISAは26年も前から始まり、今や成人の半分が利用している制度に育ち、
日本のNISAより、非課税枠も多く、使い勝手も良いのですが、
利用者の中には、年金以上の配当収入をNISAから得ている人達も多いとのこと。

 「年金がもう一つできたようなもの」
「私が(著名投資家の)バフェットだったわけではない。誰にでもチャンスがあった」
 ~2013年10月14日 日本経済新聞朝刊記事より~

 前述のB&Bの宿の主人も、
もしかしたらISAを使って自分に必要な資金を確保したのかしら。。。

 始まったばかりのNISA制度で、制度の手直しが必要なのは否めませんが、
20歳以上であれば、誰でもチャンスがあるのですから、
できれば、正しく理解し、活用されることをお薦めしております。

NISA制度は ライフプラン実現のための手段として、
国が税制面で応援する制度。
今後重要な役割を担うものと思っております。
 
 
◆NISA制度について、お知りになりたい方
◆NISAを使ったライフ・ファイナンシャルプランの建て方

お問い合わせください。


年金を繰り下げてみようかな・・・

2014年2月6日

♪春は名のみの風の寒さや・・・
2月4日の立春が過ぎましたが、風の冷たさは殊更に感じます。

 私は不覚にも、先週は3日間寝込んでしまいました。
風邪です。インフルエンザではありません。
皆様どうかくれぐれもお気を付け下さいね。


「枯渇(かれ)ない財布」とは、
◇働いて収入を得ることが難しくなったとき、自分の資産から
「打ち出の小槌」のように、収益を生む財布

「枯渇(かれ)ない財布」を持とう!とは、
◇公的年金+αの仕組みをつくること。
前回、こんなふうに書きましたが・・・

     ・
     ・
     ・

“私は70歳まで、年金もらわずにいましてね。”

“えっ”

このメルマガにも時折ご感想をお寄せ頂く○○さんは、
昨年、傘寿(80歳)を迎えられた方です。
 
 公務員を定年後、再就職され、60代、70代も現役でした。
そうです、「年金の繰り下げ支給」を選択されたのです。

 老齢年金も老齢厚生年金、老齢共済年金も原則65歳からですが、
66歳以降に申し出をすれば、年金額が増額され、
最長70歳まで、年金受け取りを繰り下げられます。

 ひと月繰り下げるごとに0.7%増額されます。
つまり、12か月繰り下げで 8.4%
    24か月繰り下げで16.8%
    36か月繰り下げで25.2%
    48か月繰り下げで33.6%
    60か月繰り下げで42.0% 年金が増えます!

 60か月以上はできません。
かえってもらい損ねになりかねないですから、注意です。

 なるほど、現役で収入のあるうちは、繰り下げ支給もありですね。

 何歳まで長生きすると得? 損益分岐点は何歳?

そんな計算をすると、繰り下げ支給なんて、できないものですよ。

生きている間の年金額が、多い方がいい。
生きている間、年金という、「枯渇(かれ)ない財布」が厚ければそれでよし。

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

(と、言いつつ)今はエクセルという便利なツールがあるので、
つい、計算したくなり、年金の繰り下げ支給を、比較しててみると。。。
80歳では、繰り下げ支給しても受取総額はそんなに変わらない。
その後は長生きすればするほど、繰り下げ支給がお得。


 “私の頃はまだ率が良かったですからね” ○○さん。

それにしても、
70歳まで、繰り下げ支給の方、初めてお会いしました。(^_^;)
○○さんあっぱれ!!

 4月から(支給は6月)年金額が0.7%減額になります。
物価が下落しているにもかかわらず、特例で年金額を据え置いた、
貰い過ぎの調整です。
 0.7%の数字、何やら判じ文字みたいで、気にかかりませんか。
年金支給をひと月繰り下げると、0.7%の増額でしたよね。
 では、65歳をひと月繰り下げ、65歳と一か月から貰いましょう。。。
これは、ダメなんです。
繰り下げ支給は、66歳から(最低1年待つ)です。

う~ん、 ○○さんに倣って、もう一年働いて、
支給1年繰り下げて、8.4%増額された年金を生涯貰おうかな。。。
ちょっと、考えてしまいました。
年金繰り下げ支給の詳細は、日本年金機構HPでご確認下さい。

https://www.nenkin.go.jp/n/www/service/detail.jsp?id=3234


枯渇ない財布ってなんですか・・・

 

 大寒が過ぎ、毎日寒い日が続きますね。

 

お風邪やインフルエンザ、

 

ましてノロウィルスなどに罹りませんように十分お気を付け下さい。

 

 

 

枯渇(かれ)ない財布」って、なんですか?

 

“一生お金に困らない財布です!”

 

 「枯渇(かれ)ない財布持ちたいですね。

 

“誰でも持てますよ!”

 

 「枯渇(かれ)ない財布」どうしたら持てますか?

 

名刺交換をすると、こんな会話が始まります。

 

枯渇(かれ)ない財布」を持とう!Ⓡ を商標登録してから、6年になり、

 

自分の中では、当たり前のWordになってしまいました。

 

このメルマガも、枯渇(かれ)ない財布を持とう!』でしたのに、

 

きちんと「枯渇(かれ)ない財布」とはのご説明をしておりませんでした。

 

それで、今更なのですが、「枯渇(かれ)ない財布」のご説明です。

 

◆「枯渇(かれ)ない財布」とは、

 

◇◇働いて収入を得ることが難しくなったとき、自分の資産から

 

「打ち出の小槌」のように、収益を生む財布◇◇

 

と、定義しております。

 

◆「枯渇(かれ)ない財布」を持とう! とは、

 

◇◇公的年金+α(アルファ)の、

 

毎月心おきなく使えるお金が入って来る仕組みを創る◇◇

 

ことです。

 

 

まとまったお金は使いづらいものです。

 

以前、70歳を過ぎた方でしたが、

 

月の年金額は5万円位なので、

“これから、国民年金の未納分を払えないですか”と、ご相談されまた。

でも、その方の貯金額を聞いてびっくり。 

 

○億円の貯金を持たれた方でした。(@_@)

 

 いろんな事情があるのでしょうが、

 

その方にとっては、決まって入ってくる年金は価値のあるお金でした。

 

公的年金は生きている限り必ず2ヶ月に1度支給が約束されており、

 

だから計画的に安心して使えます。

 

 纏まった大金より、毎月確実に、それも生涯受け取れるお金は、

 

「安心して使えるお金」です。

 

高齢になると、インカムゲイン

 

(資産運用からの収益で、資産を手放さずに安定的、継続的に得られるリターン)は、

キャピタルゲイン(値上がり益)より、重要とお話ししておりです。

 

 ○不動産からの定期収入

 

 ○個人年金

 

 ○株式や債券からの配当

 

 ○印税やパテント料

 

 ○趣味を実益につなげて  等々

 

      ・

 

      ・

 

      ・

 

いろいろな手段があります。

 

子供からの仕送り・・・?

 

 

難しいですよね。

 

 

誰でも、今すぐに、少額のお金から出来ることがあります、

 

 

 ○投信からの分配金  

 

も有効な手段です。

 

 

ただし、分配金は全てが、値上がり益から出てくるものではありません。

 

でも、毎月の固定費(光熱費や健康保険料等)の支払いのための基金と思って、

最初に分配型投信を購入し、分配金を充当する。

 

きちんと仕組みを理解し、適切な商品選択ができれば、

 

お金の寿命を延ばすことができます。

 

 

仮に、毎月5万円の利子収入を得ようとすると、現在の金利では、、、

 

20億円 (_;)必要です。

 

 

 残念ながら、

 

債券からの配当も、現状では年金の補填にはなりにくいですよね。

 

 

リタイア迄は「労働収入」でしっかり資産を築き、

 

リタイア後はそれまで築いた資産を基に不安のない生活を送る。

 

 

今年は「枯渇(かれ)ない財布」を持とう! 

 

ブランドの意味するところを、ストレートに、

 

もっと、広くお報せすることを事業の柱とします。

 

 

 

2014122

 


お・く・り・も・の・・・

お正月はいかがお過ごしでしたか。

今日はもう7草粥の日ですね。

お仕事の方は、エンジンがかかりましたか。



 この時期いつものことながら、迷うことがあります。

年賀状です。

「あっ、この方、一昨年は喪中で外したままだった。。」

「住所が変わられ、そのままにしてしまった。。。」

「私が先に差し上げるべき方なのに。。。」



慌てて、後追いで投函しても、後悔の念が残ります。

いつまでだったら、年賀状でいいのかな~、7日迄だよね。

などと迷っているうちに、7日です。



 皆様はいかがですか。



 昨年は9月に妹を亡くしており、

年賀欠礼の「喪中はがき」をどうするかで悩みました。

◇妹は二親等なので喪中はがきを出す。

◇兄弟姉妹の喪中は90日間なので、喪は明けている。

◇妹は同居の親族ではなく、嫁いで姓も変わっているので、喪中ではない。



 結局、親戚以外の方には、「年賀状を出す」ことにしました。



 喪中でしょう!?

 お宅は喪中だと思ったので、出さなかったよ。

 出そうかどうか迷ったけれど、年賀状が届いたので。。。



この判断の結果は、少なからぬ方々を悩ませてしまいました。



 ご配慮を頂きました方、

 悩ませてしまった方、

ごめんなさい。。。。。



 年賀状はほんとうに「お・く・り・も・の」ですね。

毎年、一番に届く親しい人たちからの贈り物は嬉しい限りです。

日本のこんな細やかな習慣、いつから始まったのでしょうか。

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

今年は松飾も用意せず、おせち料理も雑煮もなく、喪に服しておりました。

初詣も控えておりましたが、さすがに、今日は7日。

事務所の近くの、市谷亀岡八幡宮に詣でました。



 茶ノ木稲荷神社にも参り、

茅の輪を8の字に3回くぐり、厄除けだそうです。



おみくじを引いたところ

『心を固く持って 一時の不運に慌て騒ぎ

 思い迷うてはいけません

 本業をよく守って 静かにときの来るのを待ちなさい

 開運疑いありません』 運勢大吉



 今年も良いお正月を迎えられ、、、 過ぎました。



皆様にとりましても、ご健康でご無事な1年となりますよう、

市谷亀岡八幡宮に祈願いたしました。



仕事も、今日からダッシュします。



今年もよろしくお願い致します。