20年の中で積み立てを体験する
先週、お母様のご紹介で大学3年生のお嬢さんがNISA口座を開設されました。
実は、お嬢さんは誕生と同時に学資保険に加入頂き、なんと21年ぶりの再会です。勿論ご本人は乳飲み子で私とは初対面のようなものです。
お母様は、娘さんに早いうちからNISA口座でお金の勉強をさせたいとのことで、口座開設に至りました。アルバイト料の中から国民年金も自分で払っているので、「つみたてNISA」の掛け金は3,000円となりました。
乳飲み子も20年経てば、成人です。「つみたてNISA」の期間は20年なので満了の頃には21歳のお嬢さんも不惑(40歳)を過ぎます。
NISA口座を持つことで、数字とともに成長を確認できればと願っております。
NISAの成長とは、必ず右肩上がりで育つということではありません。
一瞬にしてマイナスとなることもあります。
NISAを始めることで、3,000円の積立でも経済や社会の動きに自然と目が向くようになります。投資運用の勉強は実際に経験しなければ身につきません。経験を積み重ねて成長して欲しいと願っております。
数字は嘘をつきません。原因と結果が如実に表れるのが数字です。
“スタートは3,000円でも、お給料が増えたら必ず積立額を増やしてね。給料が30万円になったらその10%の3万円、金額ではなくパーセンテージ率で考えてね。”と、話します。
20年後も、お金の価値を保つためです。
成功者とはお金の管理の出来る人
NISA口座で運用をする前に、お金の管理『70-20-10の法則』は初めにきちんと理解して頂きます。
『70-20-10の法則』とは、一番簡単なお金の管理法です。家計簿をつけることも管理のひとつですが、その先の自分が手にしたお金をいかに適切に生かせるか。支出と貯蓄の管理次第で将来に違いが生じます。
『70-20-10の法則』はセミナー等で必ず話します。参加者の方々も一番印象に残っていると仰って下さいます。
ライフプランを立てるにしても、貯金や投資を始めるにしても「お金の管理」は、社会人になる前に是非知っておいて頂きたい基本中の基本です。
以前、「一生お金に困らない『70-20-10の法則』の話を子供にもしてほしい。」と、立派に成人された3人のお子さんを連れてお父様がいらっしゃいました。
「お父さんは財産を残してやることはできないから、今日の話をよく聞いておけ。」
なんだかグッときちゃいました。
お母様やお父様に連れられて、ご紹介で、中学・高校・大学、勿論社会人のお子さんたちにも、たくさんお会いできました。そして、「一生お金に困らない『70-20-10の法則』の話」をさせて頂きました。
親子2代のお客様。
私の20年もまんざらじゃなかったかなぁ。。と、満開の八重桜の下でちょっと悦に入ってしまいました。