ビットコインはやはり分かりませんでした

 FXと仮想通貨は理解できませんでした

先日参加しました、著名You Tuber7人による「資産形成 夏の陣」と銘打ったセミナーでしたが、

一番期待をもっていたのが仮想通貨の話しです。

FX(外国為替証拠金取引)も、仮想通貨も、知識がなく勉強をと、結構真剣に聞いていたのですが、、、

それでも、FXは為替差益を狙った売り買いと、 スワップポイントと呼ぶ通貨間の金利差を狙った取引で、円とメキシコペソのペアでは・・と、まぁ絵が浮かびます。

けれど、ビットコイン等の仮想通貨は、私にはやっぱり難解でした。

実物が目に浮かばない。だから仮想通貨なのでしょうか。

図のような現物の貨幣があるわけではありません。

 仮想通貨をめぐる2つのベクトル

仮想通貨、暗号通貨とは、コンピュータが管理する公開台帳であり、人々がそこへの計上をお金として認め、

それを購入や販売に使う限りお金として機能する。この辺りの説明が分かり易そうです。

決済通貨としてクレジットカードのように使えますと言っても、

中国もイーロン・マスクもNOと言い始めました。

「通貨」として全ての決済手段として使えるかと言うと、

今のところ極く限られたところだけでしか通用しません。

エルサルバドルは、ビットコインを法定通貨に採用決定とのことです。

日本では仮想通貨の交換所は金融庁登録制となりました。

三菱UFJ銀行からは即時入金でき、仮想通貨に投資しやすくなります。

と、仮想通貨はだんだん市民権を得ているように思えます。

一方で、

ビットコインは、みんなが価値あるものと思わなければ何の価値もない。

ウォーレン・バフェットはそれを「ギャンブルの装置だ」と述べ、

SEC(米証券取引委員会)委員長は「西部開拓時代の無法地帯」と厳しい。

仮想通貨は通貨として国家が保障しているものではありません。

中国では法定通貨に連動したステーブルコイン、デジタル人民元が使われ始めました。

今後、国や中央銀行が発行する決済通貨の動きが強まれば、

ビットコインのような民間の仮想通貨はどうなるのかしら。

 

土日も24時間トレードできます。

忙しいサラリーマンにはピッタリ。

仮想通貨は魅力的な投資先、是非ポートフォリオに加えて下さい。

と、言われても、それってトレードだけでは。

長期の資産形成に役立つのかなぁ・・。

私にはやはり分からない世界です。

 資産とは何だろう

そもそも「資産」とはです。

言葉の定義は会計用語で、貨幣を尺度とする評価が可能で、

かつ将来的に会社に収益をもたらすことが期待される経済的価値のこと。ーWikipediaよりー

個人にとっての「資産」は、銀行預金や株式、債券、不動産などでそれを持っていると利息や配当、

家賃収入などのキャッシュフロー収入が生まれるもの。

金のようにキャッシュフローを生まなくても現物と希少性がありゼロにはならないもの。

将来キャッシュフローが生まれるものは価値の計算ができます。

価値があるものは値段が下がっても、やがて戻ってきます。

価値が計算できないものは下がった時割安かどうか計算できません。

仮想通貨は、利息や配当もありません。

株式のように企業業績の裏付けもありません。

債券のような発行体の信用裏付けと格付け評価もありません。

誰かがそれに喜んでお金を払うことで

「価値」が決まる。

自分より後の人が高く買うことで値が上がる。

これは、17世紀オランダで起きたチューリップバブルのことで、仮想通貨の話しではありません。

日本のバブル期がそうであったように、

国中が熱狂しているときに誰も懐疑的にはなりません。

チューリップバブルはある日当然なんの前触れもなくはじけました。

損をしたのは、、、分かりますよね。

誰でもすぐに作れる仮想通貨は、現在6000種類以上もあるそうです。

そのうちのひとつTitanは1日で35億分の1に暴落、2000憶円がほぼゼロになったそうです。

バブルは煽る人がいるから、乗り遅れまいと焦ります。

ビットコインもポートフォリオに組み入れましょうと投資家に推奨しているのは・・・。

どこまでが、資産形成の手段となるのだろう。

仮想通貨はダメ、しない方がいいなんて言えません。

私には分からないのですから。

でも、仮想通貨でなくても安心な資産作りの方法はあります。

古典的な方法かもしれませんが、特別な知識がなくてもすぐに始められ、

価値の評価方が定まっている株式や債券、リートでも資産形成に不足はありません。

投資信託を使った、確定拠出年金やつみたてNISAは、

誰もが時間と共に確実に資産が作れる最も簡単な方法です。

最も、確定拠出年金にしても、つみたてNISAもそうですが、FXや仮想通貨のような刺激はありません。

ただただ毎月ドルコスト平均法(定時定額買付け)をして行くだけですから、退屈かも知れません。

だから、大きなお金がなくても、知識がなくても誰にでも出来るのです。