「不寛容」一色の中でも

「怖くないですか。」怖がっているのは、、、

米国の大統領であり、大統領が次々に繰り出す政策施策です。

彼女とお会いした日の新聞には大統領の施政方針演説が報じられていました。

大統領の動向に不安を感じ、危惧しているのは私だけでなかった。

「はい、怖いです。」〝 「不寛容」一色 〟言い得て妙。

世界中の人達に大統領の演説はどのように受け止められたでしょうか。

 予測困難な時こそじっくりと

米国発の不確実性がマーケットを揺らしています。

このところの株価下落は、企業業績の悪化や単なる景気停滞によるものではなく、

予測不能な人的要因を懸念したもので、その分厄介です。

投資をしている人であれば、例え投資信託での穏やかな投資でも、

自然と政治や経済、世界情勢のニュースが目に留まります。

そこは好ましい傾向である一方、長期投資家にとってはノイズとも言われます。

・このまま投資を続けるよりは、売却した方が良いのでは。

・米国一択で良かったのか。

・リスク取り過ぎかなぁ。

迷いますよね。

こんな時は自分の投資スタイルと向き合う良い時期でもあります。

下図は2025年1月までの20年間で見た各資産クラス別のリターンです。

2025年1月までの20年間のリターン《平賀ファイナンシャルサービシズ(株)》

20年前に米国株に100万円投資した人は、20年後1,068万円になっていました。

年率12.6%の収益です。日本株は366万円で年率6.7%、銀行預金は101万円です。

見て頂きたいのは、「投資家の平均」リターンが金額では203万円、

年率3.6%で、コモディティ、日本債券、預金以外のどの投資先よりも下回ているところです。

何故、20年の投資期間の中で、多くの投資先平均より下回るのか。

投資信託の平均保有年数は2.9年(24年3月末QUICK資産運用研究所 資料)です。

肝心なのは投資期間です。投資先よりも長期に持ち続けることが成功の鍵と言えます。

大きな下げ相場が来ると誰しも動揺するのは当りまえです。

3%以上の下げは年に3回、10%を超える下げ相場は年に1回位来ますが、

下げ相場は絶好の買い場で、積立をしている人は安い値段で確実に買えています。

下げ相場があっても、長期保有ではどの投資先でも回復し現預金を上回る収益です。

「不寛容」一色の中、不安定な相場に動揺して、 慌てて誤った判断とならないようにして下さい。

 60代・70代でもNISA口座を

20年なんて待てない。長過ぎると思いますか。

25%の男性は90歳まで生き、95歳を迎える人の割合も9%です。

女性の半数が90歳を迎え、4人に1人は95歳まで生きる時代です。

女性の半数は90歳を迎える《平賀ファイナンシャルサービシズ(株)》

NISA口座は無期限で、一生涯持ち続けられる非課税口座です。

過去の米国株の例のように、

成長投資枠に100万円を預け20年後1,000万円以上になったとしても

1円の税金も引かれない。これって凄いこと、と思いませんか。

60歳の女性の平均余命は約29年、男性は約24年です。

NISA口座を持つのに60代からでも遅いことはありません。

時間は補て余りあります。

「怖くないですか。」の彼女は古希を過ぎたワーキングウーマンです。

毎月NISAで投信の積立てを継続中、一方で収益の一部を分配金として受取っています。

積立でキャピタルゲイン(値上がり益)を目指しつつ、

インカムゲイン(定期収入)を受取る。

インカムゲインは利益の確定で、下落相場での動揺も少ないようです。

一人ひとりの余命は分かりませんが、NISA口座を一生涯持ち続けることは、

どんな相場になろうとも実は有益なことを、投資経験の中で体得できます。

1人で迷う時、アドバイスが必要な時はご連絡下さい。

 

メモ: * は入力必須項目です