終の棲家の選択肢として

先日千葉県の「介護付き有料老人ホーム」の見学説明会に行ってきました。

一目見た途端、おぉ~リゾート地のマンション!?

高台の大名屋敷跡地に建つ、

1万坪の広大な施設は赤煉瓦作りでゆったりと配され

総戸数が400近いのです。

どの部屋の窓からも緑が見えます。

私の憧れは、「年を取ったら晴耕雨読の生活をしたい」です。

小鳥の声が聞こえる小道を散歩し、

一面の緑の窓辺でゆっくり新聞に目を通し午前中が終わり、

午後はプールで泳ぎ、読書や趣味、おしゃべりの時間。

そんな憧れが、目の前に開けているのです。

プールで1人泳いでいるお婆さん(失礼)に、あれは私だ。

図書館もジムも使い放題。40以上あるサークル、卓球もできるかも。

施設ですれ違うどの職員さんも、みな挨拶と声掛けをしてくれます。

ちょっと舞い上がりそうな気持を抑え、終の棲家について巡らしてみました。

 高齢期の住まい・施設

「どこかいい老人ホームないかしら。探して。」

何人もの女性、それこそまだ50代の人でも、同じような話題で盛り上がります。

女性の方がより現実的、主体的に老後の住まいを考えているようです。

・ひとり暮らしで、なにかあった時不安だから

・持病があるので、いざという時駆けつけてくれる人が欲しい

・家族の世話になりたくない

・介護状態になっても最後まで看てくれるところがいい

・一人、部屋に閉じこもるよりはコミュニティーの中で暮らしたい

ホーム入居を考える理由はそれぞれです。

家事下手でものぐさ、身内や他人に迷惑を掛けたくない、私はこの辺りです。

自宅以外での高齢期の住まいには有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅、

認知症高齢者グループホーム、特別養護老人ホーム、ケアハウス等があります。

それぞれの施設の特徴、費用、地域、好みなど自分に合った施設を探し、目途を付けておく。

将来これらの施設の利用を考えるなら、情報収集に早すぎることはないと思います。

特に費用と、受けられるサービス内容の確認は重要です。

 費用とサービス内容

ホームの入居費用は、施設の種類や提供されるサービスにより大きく異なります。

初期費用や月額利用料、追加で必要となるものを確認します。

高齢期の施設概要《平賀ファイナンシャルサービシズ(株)》

 

有料老人ホームでも、元気な時から入居し、

要支援、要介護、終末期迄過ごせる介護付きの

ところと、一定の介護状態になると退去しなければならないところがあります。

 

終身利用権付きの介護付有料老人ホームでは、

入居時の費用はそれなりに高くなり、

健常な時からの入居では期間も長くなるので、

入居後の月額利用料などは、

将来を見越した余裕を持った資金計画が

より重要です。

 

要介護状態となった時の介護サービス利用にかかる、原則1割の費用は自己負担となります。

 

歳を重ねるにつれて、身体的な健康や自立が難しくなることが増えてきます。

介護施設には資格を持ったスタッフが常駐しており、日常的な健康管理や緊急時の対応が可能です。また、医療機関との連携も整っているため、必要に応じて専門的な医療サポートを受けることができます。

 

介護施設は安心して老後を過ごすための一つの有力な選択肢となります。

因みに見学した千葉の施設の入居一時金はマンション購入金額並み、

月額の利用料は食費を含めても年金位(1人入居約15万円、2人25万円)に設定しているとのことでした。

説明会では、施設の財務状況、経営状態についても触れています。

生涯を託す住処が倒産するようなことがあってはなりません。

入居するなら一番に確認すべき項目ですね。

医師常駐の診療所があり、24時間の見守り、緊急コールボタン、

プールや大浴場の施設、公園のようなロケーションは快適で安心な老後を過ごせそうです。

そして何より、終の棲家とし長年暮らすのですから、

そこで働くスタッフや入居者さん達、施設の雰囲気を知ることです。

ここは実際に訪れ感じるしかありません。