あと何回桜を見ることができるのだろう、と数える齢(よわい)です。
毎年桜を見るための日を確保し、各地の桜を訪ねています。
今年は、福井県の一乗谷。
織田信長に滅ぼされた戦国大名、朝倉義景の築いた城下町跡です。
一乗谷は信長の焼き討ち後、
一乗谷川の氾濫や山崩れにより400年も田畑の下に埋もれたままで、
発掘調査が始まったのは1967年からです。
一乗谷の桜は華やかなソメイヨシノの桜並木ではありません。
広大な遺跡後に点在する糸桜(枝垂れ桜)です。
こんなに天気がいいのに、物悲しような不思議な心持、
今までの桜見では感じたことのないこの想いは、
一乗谷のせい、それとも糸桜、齢だからなのでしょうか。。。