18日の敬老の日「65歳以上無料」に、やったー!
と、東京都現代美術館に出かけました。
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「いえ、こちらの企画展は無料にはなりません。」
無料になるのはコレクション展の方で、
「ディヴィット・ホックニー展」ではありませんでした。
映画館だって、JRだって、バスも、シニア割ありで、諸々合計すると随分有利になる。
高齢者割引って、ある意味差別じゃない。現役世代に申し訳ない、なんて日頃思っているのに、
いざ無料ではありませんとなると途端にがっかりしてしまう。
あ~、私はご都合主義の偽善者かも。
それでも、シニア割引の入館料1600円で鑑賞できたホックニー展は、
今まで見たことのない展示で、度肝を抜かれました。
《ノルマンディーの12か月》は全長90メートルで、蛇腹のような展示を辿ると、
まるで絵の中を旅するような錯覚です。
スマホ撮影OKで撮ったほんの一部です。
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ホックニーの故郷を描いた《ウォーター近郊の大きな木々》や、
壁いっぱいに掛けられた絵をホックニー自身が鑑賞する構図の絵は、
高さ4メートはありそうで、鑑賞するのではなく、入り込む、同調する感覚です。
ホックニーはパソコンやiPad、フォトコラージュを使うなど斬新で、
展示も動画あり制作手順のアニメありで、存分に楽しめた敬老の日でした。