「お金を働かせるじゃないです。
お金は働きません。」
「働いているのは企業です。」
はっ、としました。
「お金を働かせましょう。」の
フレーズは、私もよく使います。
でも、お金、紙幣や貨幣が
汗を流して働くわけではないですよね。
また、投資したからと言って
必ず稼いでくれるわけでもない。
誰かが言ったことをそのままオウム返しで言っているだけでした。
「働いているのは企業です!」
先日のコムジェスト・アセットマネジメント株式会社の勉強会で、です。
コムジェストさんは、世界株や日本株を運用する投資顧問会社です。
毎月投資先の企業分析や情報交換の出来る、貴重な場で有難い限りです。
8月の勉強会で取り上げて下さった2つの会社、ダイキン工業株式会社と
東京エレクトロン株式会社は、グローバルで働き稼いでくれている企業です。
感動しました。勉強会でのワクワク、シェアしますね。
ダイキン工業株式会社
世界シェアNO1の空調機メーカーです。
ダイキン工業は1924年創業で、
創業者の山田晁 氏は「誰もやっていない製品で国の役にたちたい」が口癖だったそうです。
世界170か国以上で事業展開をしており、
海外シェア85%、海外従業員比率85%、売上高3.9兆円、
営業利益率10%は他の製造業に比べ高く、
22年度は過去最高の業績を達成し、収益性も維持できています。
特に商業用、工業用では売り上げ1位の国が10か国に及び、
中国では家庭用高級機種の70%がダイキンです。
ダイキンが凄いのは、環境省エネの独自技術が強みとのことですが、
国ごとの事情に合わせた細やかな製品作りです。
日本はエアコンは白ですが、中国は赤が好まれ、ヨーロッパはメタリック調。
ベトナムは長屋が多いので風が遠くまで届く、
インドは停電が多いので電圧を安定させる装置が欠かせない。
インドネシアは家が狭いので大きなエアコンはいらない。
アフターサービスも、販売店任せではなく自社が全て行う。
結果、費用対効果で次第に認められ同業他社を駆逐しシェア拡大とのこと。
どんなことがあっても、商品の供給を切らさないサプライチェーンを構築している。
ダイキンは空調だけでなく、エアコン用の冷媒ガスも作っている二刀流で、
世界でダイキンだけだそうです。
正に創業者の想い、世界中でなくてはならない素材で貢献している会社です。
東京エレクトロン株式会社
次は、半導体製造装置メーカーの巨人 東京エレクトロンです。
日本の「半導体」はオワコン、今や台湾韓国に大きく引き離され追う立場では、と認識していました。
確かに完成品としての半導体は台湾のTSLM、サムスン、インテルがトップ3ですが、
その3社に半導体を作るための製造装置を売っているのが東京エレクトロンです。
つまり、東京エレクトロンの装置がないと、半導体は作れない。
時価総額国内11位で約10兆円、営業利益率も35%と他の製造業の7~10倍以上、
ROE30%、PER32倍、PBR6倍で海外から注目される企業です。
「技術と利益が理念」は創業者の想いでもあり、それが綿々と続いている。
東京エレクトロンは技術が柱。今ある競争力はここから生まれている。
技術でお客様に貢献し、結果として利益を得へ、そうすることで社員に報いる。
そしてそれが納税に繋がる。(美しい。。。(*^-^*))
半導体は水平分業で多くのプロセスを経て完成品となります。
半導体の前工程装置は東京エレクトロンの独断場です。
iphoneは東京エレクトロンの塗布現像装置がないと作れない。
東京エレクトロンの中興の祖、東哲郎氏は国の肝入りで創業したラピダスの会長として、
次世代半導体量産を目指します。
後発のラピダスは、より高付加価値の特注半導体に特化する方針とのこと。
投資信託で応援
ダイキン工業も、東京エレクトロンも日本が食べて行くために経済の屋台骨を背負う会社です。
・「誰もやっていない製品で国の役にたちたい」
・技術でお客様に貢献し、結果として利益を得へ、そうすることで社員に報いる。
そしてそれが納税に繋がる。
両社とも、きちんと利益を出し税金を納めてくれる会社です。(涙が出ます)
こんな会社に投資をしたいと思っても、、、
個別株を買うとなるとどちらも200万円以上必要で来年からの新NISA成長投資枠にも収まりません。
7月のコムジェストの勉強会は味の素株式会社と信越化学工業株式会社でした。
(信越化学は半導体のシリコンウェハー製造のトップ企業です。)
両社とも投資したい会社ですが、個別株として持つには株価は高いかな、躊躇されます。
投資信託ならダイキンも、東京エレクも、信越化学も、味の素も
まるっとまとめてNISAで投資することができます。
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