銀行NISAと証券NISA

このところの日本株の上昇はすさまじいですね。

過去10年あまりで日本企業のファンダメンタルズ(基礎的条件)が大幅に改善し、

長期保有に値する資産になっているなんて、ほんと?

何しろ日本株は、人口減少、生産性の低さ、低収益で長期低迷しており、

かつてのソニーのような先進的な企業は出てこない、いわばオワコンのイメージ。

「下がっているときの方が安心していられる。」は、負け犬根性でしょうか。

ファンダメンタルズの改善、

・PER(株価収益率)は、バブル期の60倍から約15倍と、概ね適正水準に。

・EPS(1株利益)は、TOPIXベースで米国株を超える。

・ROE(自己資本収益率)の向上や、非減配、連続増配企業の増加。

なんと過去10年では日本株上昇率は米国を上回るとのことです。

安心して、「母港を持たない船」ではなく、

日本株という母港を持った船(長期投資家)になれますね。

 

 銀行NISAと証券NISA 

「米国へ投資する投資信託S&P500で積立てしたいのですがないのです。」

ゆうちょ銀行でつみたてNISAをしている方のご相談です。

なるほど、ゆうちょ銀行のつみたてNISA銘柄にはS&P500がありません。

で、24年からは積立枠でなくても成長枠の中でS&P500が買えるかも、

と探したのですが、現状ゆうちょ銀行での投信取扱い119銘柄の中には見当たりません。

〇〇銀行のNISA口座、〇〇証券のNISA口座と言った具合に、

NISA口座はひとつの金融機関でしか開けません。

ですので、開設された金融機関が取り扱う運用商品から選ぶしかありません。

24年からのNISAは、一般NISAとつみたてNISA両方が併用できます。

つみたてNISAの方は、金額上限が上がるだけではなく運用商品数も多くなります。

ただし、銀行のNISA口座は投資信託のみの取り扱いです。

銀行NISAネット証券NISA《平賀ファイナンシャルサービシズ(株)》

銀行でNISAを始められた方は、現在の投資信託積立を継続でも良いのですが、

お小遣い程度で買える米国株にもチャレンジしたい、となった時は叶いません。

来年以降のNISAで注目される投資先としてETFがありますが、こちらも証券会社での取り扱いです。

投資信託の種類も、銀行より証券会社の方が圧倒的に多いのです。

NISA口座で投資経験を積まれると、

だんだん既製服が体に合わなくなったような思いをするかもしれません。

AI関連投信ないかな、株式投資にもチャレンジと思った時、

証券会社のNISAでなければできないのです。

 

 NISA口座の金融機関変更

投資信託は誰もが持っている。株式も少額から購入が可能へ。

来年以降のNISAで風景が一変し、NISA口座は誰もが銀行預金同様一生持ち続ける口座となります。

一生持ち続けるのであれば、汎用性が高い方が良いと思いませんか。

NISA口座に複数の投信、株式、ETFを持っていたとしても、

ネット証券ならトータルの資産状況や損益は全て一つの画面でいつでも確認できます。

紙ベースの報告書の銀行NISAよりも、管理の面でも証券口座の方が楽です。

NISA口座の金融機関変更はいつでも出来ます。

当年度既にNISA口座で買付けがある場合の変更は、翌年からとなります。

当年度中に買付けがなく、9月30日までに変更手続きが完了すれば、移管終了後すぐに利用出来ます。

現在お持ちのNISA口座の資産は、当年度中に変更が完了すれば、変更先のNISA口座に移すことができます。

*詳細は現在NISA口座のある金融機関にお問い合わせ下さい。

当年中に移行完了とならなければ、今の金融機関に残ります。

*一般NISAは投資開始から5年間、つみたてNISAは20年間

NISA口座を使うにしても、ネット証券と店舗型証券とでは手数料に違いがあります。

これからはNISA口座はネット証券で持つのがお勧めです。

平賀ファイナンシャルサービシズ(株)では、SBI証券のご案内をしております。

ネット証券は苦手、不安、分からないという方もご相談下さい。

口座開設から、管理のし方、NISA口座での商品選びまで承ります。

 

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