NHKの朝ドラ「らんまん」は植物学者の牧野富太郎博士をモデルとしたものです。
多数の新種を発見し、 命名した植物は1,500種類を数えるとのこと。
その牧野博士が1890年に発見、命名した 『ムジナモ』は
1960年以降は確認されず絶滅が危惧されていたようです。
ムジナのしっぽに似ているから付いた名だそうで、根はなく水に漂う食虫植物で、
〝世界的に珍妙な水草と〟自伝に書かれた。
そのムジナモが73年ぶりに石川県の某所ため池で見つかりました。
おそらく土の中に眠っていた種が覚醒したのでしょうか。
ムジナモだけではなく、他にも目覚めたのは、、、
春彼岸の頃、〝水芭蕉見つけた!〟の写メが
栃木県鹿沼市に住む友人と妹から届きました。
見つけたのは昨年までは一度も咲いているのを見かけたことがなかった、
踏切を過ぎたところの小川。
水芭蕉は絶滅危惧種ではありませんが、発見者2人の喜びは想像できます。
もしかするとムジナモや今まで芽を出せなかった水芭蕉が、
何らかの条件が変わり目覚めた。
ムジナモ、水芭蕉が生息できる環境は悪いはずがありませんよね。
温暖化や気候変動が言われてますが、こんな小さな変化もあるのですね。
〝おやまぁ、ここに水芭蕉が戻ってきたのは〇〇年ぶりだね。〟
地元の古老達が、こんな会話をしているかな。