悩ましい改正NISA

悩ましい改正NISA《平賀ファイナンシャルサービシズ(株)》

 

2024年からの

改正NISAについての第三弾です。

 

「改正NISA、神改革です」

 

「改正NISA、既にNISA口座がある人は」 

 

 

今回は、

 ジュニアNISA口座をお持ちの方は

ジュニアNISAは、元々2016年~2023年までの限定的な制度でした。

ジュニアNISAは今年で終了です。

改正ジュニアNISA《平賀ファイナンシャルサービシズ(株)》

2023年にジュニアNISA口座を開設した方は、今年中に積立てた額、

(上限80万円)が全てです。

金融庁の要望案では、

2024年以降の改正NISAでは0歳から利用可能とありましたが、

通らず却下されたようです。

NISA口座が利用できるのは、18歳以上の方です。

改正NISA金融庁資料《平賀ファイナンシャルサービシズ(株)》

ジュニアNISAを2023年以前から始められた方で、投資枠一杯の400万円の方であれば、

そのまま非課税で、18歳になるまで持ち続けることが出来ます。

ジュニアNISA口座からの引き出しは、18歳以前でも出来るようになりました。

勿論非課税です。ただし全額引き出すとそこで終了となります。

18歳になると、自動的に改正NISAの口座に移って来るのか、

あるいは一旦売却してから、移すのかは今のところ記載がありません。

金融機関により異なるのかも知れません。

 

 まだまだ分からないことばかりの改正NISA

2024年からのNISAへの移行は、実務的にどうするのかはこれからで、

金融機関毎にも違ってくるでしょうし、不明です。

2023年までの旧NISAは、改正NISAに自動的には移って来ません。

そこで、旧NISAのものは一旦売却し、改正NISAに移すことになるのでしょうが、

ここが悩ましいのです。

改正一般NISA《平賀ファイナンシャルサービシズ(株)》

2023年までのNISA残高分が、特定口座に自動移換されると、

移管後に増えた分は課税対象となります。

2023年中に旧NISA口座にあるものを売却しても課税はありません。

売却代金が240万円までであれば、

翌年の改正NISAの成長枠にそのまま移すことが出来ます。

360万円ではありません。

120万円は積立枠なので、一括で移すことはできません。

240万円を超える分については、何回かに分けて積立ての形を取らなければならないのです。

例えば、売却額が500万円とすると、

360万円を引いた140万円は毎月10万円ずつ積み立てで、14カ月が最短となります。

2023年末の旧NISAの残高がいくらかによりますが、全て一括売却が良いのか、

一部は特定口座に移ってもそのまま運用を続けるか。

個々人の状況によって異なります。

これからじっくり検討ですね。