新NISA制度金融庁要望案
新NISAの全容がなかなか見えてきません。
断片的に伝わるだけで、今時点の決定事項は何もありません。
国会の会期も迫り、法案が通らないなんてことにならないとは思うのですが。
月末までには、改定NISA制度が明らかになることと思いますが、
ここからは、金融庁が出している要望案に基づく私し流の解釈と思惑です。
金融庁要望案通りになるのか、今後のニュースに目が離せません。
ますます重要になるNISA口座
2014年にNISA制度が始まって9年になりますが、
利用者の中には大きな収益を上げている人も少なくありません。
収益500万円にかかる利子税は20%の100万円です。
100万円を税金として払うか否かの差は言うまでもありません。
1年間で100万円を作るには毎月8万円以上
積立なければ成りません。
100万円を貯めるのは大変ですよね。
お金を増やすには複利効果を利用します。
そのためにも期限があり、満期毎に課税されるものでは
複利効果は半減です。
増えた分に税金がかからず長く持てるNISA口座は、
資産作りに必須といえます。
なるべく早く種銭を作るのが鍵です。
あとは複利効果で、じっくり育てる。
同じ収入の人でも銀行口座だけの人と、
NISA口座を上手く利用する人では遠くない将来大きな資産格差となってしまいます。
NISA制度の拡充は勿論好ましいことですが、1億総NISA口座とならないと、
格差が拡大するのかな、なんて危惧します。
実際にNISA口座が稼働しているのは、人口比で10%で、まだまだ1億総NISA
とはなっていません。
今回の制度改正で、みんなのNISAとなるよう、益々推奨していかなければ。