さまざまな年代が入り交じることで

英国では、65歳以上で再び働き始める人が増えているそうです。

現行の年金額では、インフレによる物価上昇に追いつけず、

リタイア計画を見直す高齢の働き手が多いとのことです。

ガソリン価格にしても、日本は上昇抑制のために政府が元売りに補助金を出しているので

欧州ほどではありませんが、英国始め欧州は1㍑300円以上で日本のほぼ倍です。

物価上昇率も10%以上となると、年金生活者には打撃です。

一旦退職はしたものの、再び働き始めている。

ただし、その働き方はより短時間勤務だったり、隔日勤務、金曜日だけとか、

若者に人気のない時間帯を高齢者がカバーするなど柔軟です。

更に、高齢者の知識や人生経験を伝えられ、さまざまな世代が入り交じることで創造性が高くなり、

職場環境も良いことが示されたそうです。

コロナ禍や物価高は災難で、苦境かも知れませんが、苦しい中にこそ新しい芽、

より柔軟な働き方、現役世代と高齢者とのマッチングなどが育つのかも知れません。

移民問題で労働力不足に悩む英国にとっても、高齢者にとっても、

雇用主にとっても、三方良しのようです。

支援のバラマキと、もたれかけでは進歩がない。。。