10年前の資料を引っ張り出してみました
11月最後の土曜日は、「お金の話し」のセミナーです。
10年以上も前に、お金の話を聞いて下さったお母さまから突然連絡を頂きました。
息子も中学生ですし、以前セミナーで伺った話を子供たちにも是非聞かせたい。
とのことで、なんと4組の親子さんがご参加下さいます。
嬉しい限りです。
で、当時のレジュメを取り出してみました。
今は、NISAや確定拠出年金、運用の話しが多い中で自分でも懐かしいです。
なるほど、中学生向けにもなるかな。
少しだけ抜粋で、紙芝居で再現してみますね。
・何故、お金が大切なのか、何故貯蓄が必要なのか真剣に考えてみましょう。
・お金が欲しいと思いながら、一方でお金は卑しいものと思っていませんか。
お金とは、信用のやり取りです。
・お金の問題で悩んでいると、他のことに関心が持てなくなります。
・他の勉強と同じように、お金についての勉強、知識は必要です。
・なるべく早い時期にお金の管理を身につけることです。
・人間の脳は今の喜びを味わい、今の苦しみを避けたいようになっている。
・支出は、収入に見合うだけ膨らみます。(パーキンソンの法則)
・我慢して、貯蓄が出来た人がお金に煩わされることのないお金持ちになれます。
・支出を考えるときの出発点が、可処分所得です。
可処分所得とは、税金と社会保険料を引いた実際に使える手取り収入です。
・使い方にも順番があります。
最初に自分自身への支払いを済ませる。 なんだと思いますか。
・自分自身への支払いを済ませるとは、貯蓄をすることです。
・沢山収入があるから、お金持ちではありません。
・70-20-10の法則を知っている人だけがお金持ちになれます。
・必ずしも70-20-10でなくても、自分なりの法則でよいです。
・10%のポジションを持つことで、将来お金に困らない人になります。
・収入からの貯蓄で資産ができます。
・収入以上に支出が多くなると、やがて借金負債となります。
・適切なリスク管理は、お金の使い方の効率を上げます。
・個人も、資産と負債とリスクマネジメント(ALM)管理が大切です。
・目の前にある「欲しいもの」を諦める短期的な痛みと
・借金を抱え込んでしまう長期的な痛みと、どちらを取りますか。
この先は、リスクマネジメントとしての社会保険や、長期の資産形成のための話しと続きますが、
長くなりますので次の機会にします。
何が響くかな
~何故お金が大切なのか~
・お金は夢や希望を叶える大切な道具です。
・お金は働いて手にするもの。
・貯蓄(資産)が生活の安定を支えていることを認識して下さい。
お金の大切さ、お金の管理のし方などを考えて頂くセミナーでした。
当時は、iDeCoもNISAも、長期・分散・積立の概念もありませんでした。
それでも、投資信託による資産作りのススメです。
今振り返ると、パワーポイントのプレゼンも稚拙で、どの辺りが響いたのかな。
お母さまからは
「今の子は、株式にも興味があり友達も既に始めているのでみんなその辺も知りたいのです。」
そうなんだぁ。
株式投資に興味がある中学生か。
ハードルを上げて、投資の意義や効用、
今の日本に投資が必要なこともしっかり伝えないとね。