水木しげるの妖怪 百鬼夜行展

いきなり、おどろおどろしい画像ですみません。

9月に入っても秋風はまだのようで、少し涼んで頂ければです。

NHKの朝ドラ「ゲゲゲの女房」で、戦争で片腕を亡くした水木さんが

汗止めの鉢巻きをして一生懸命描いています。

傍らの編集者は「そんなに丁寧に描いても、印刷されるとベタ塗なんですから」。

その頃の印刷技術と漫画本の紙質では、勿論クロベタの仕上がりです。

いつか、水木さんの原画を見てみたいと、思っていました。

水木しげるの妖怪「百鬼夜行展」が目に留まり、早速出かけました。

水木さんの妖怪たちは、怖いどころかユーモラスで愛嬌があって、みんな可愛いのです。

そして、右腕1本で描いていた、あのクロベタも

実は一つひとつ丁寧に描かれた点描であり、一本一本の細かな線でした。

生涯で2000以上の妖怪を描いた水木しげるさんを動かしたのは、どんな妖怪なのかしら。

水木さんによって世に出られ、妖怪たちも嬉しいだろうな。

なんて思いながら、目玉おやじが浮かんだ小豆風呂(お汁粉)を頂きました。