頭で理解しても実践が出来ていなかった
戦争、資源高、インフレ、円安、米国金利の引き上げ、
加えて中国のコロナ政策の影響もあり、下落相場が続きます。
上がり下がりは相場の常で、下がった時こそたくさん買える。
それが難なく出来るのが確定拠出年金、NISAでの積立買い付けです。
と、メルマガでもくどいくらいお伝えしてきたのですが、
今回は、私自身の反省というか懺悔談です。"(-""-)"
私は一般NISAの積立を利用しています。こちらはコアの資産形成ですが、
それとは別に、米国の個別株も持っています。
反省は、この米国個別株式の方です。
米株投資は、洋服を買うのと同じ消費のつもり、
楽しみ趣味の領域、下がっても諦めのつく金額で
3年位前から買い始めました。
昨年までは、全て右肩上がり、
僅かの間に2倍3倍になった銘柄もあります。
こうなると、米株持たないのはリスクじゃないの、
テンションあげあげです。
私が買っていたのは主にナスダック市場のテック株です。
今年になり、逆回転が始まりました。
ナスダック銘柄の下げがきついのです。
今週ついに、投資額を下回りました。
こうなると、いくら消費のつもりで買ったはずでも、さすがに動揺します。
そうして、始めて間違っていたことに気がつきました。
日頃人様には本論を話し、自分でも分かっていたはずなのに、
実践、行動が伴わなかったのです。
いくら別腹、趣味の投資であっても、最低限のルールを外していたのです。
間違いは3つです
1.儲かりそうなセクター、テーマへの偏った投資
AI、グリーンエネルギー、半導体産業等、将来有望な分野でも、
PERを見れば十分過ぎるくらい織り込まれた株価でした。
“株式投資のリターンを左右するのは、企業の増益率ではなく、
実際の増益率が投資家の期待を上回るかどうか、この1点にかかっている。”
ジェレミー・シーゲル教授の言うところの「成長の罠」、
夢のある会社に投資してはいけないのでした。
2.購入目的が明確でなかった
趣味の株式投資なので、より大きなリターンを狙った投機になってしまった。
個別株こそ、何故この株式を買ったのか、購入目的が明確でなければ、
下げ相場で持ち続けることはできません。
3.図に乗り、ギャンブルの罠に嵌った
成功体験は誤った状況認識を作り出す。
気が付くと、結構な銘柄数になっていました。
趣味のようなもの、消費のカテゴリーと割り切ってはいても、
下がった時に買い増しをしたいと思う株式でなければ、持ってはいけない。
投資信託と異なり個別株投資は、銘柄を知ること雰囲気で買ってはいけない。
反省点です。お金は大切、無駄遣いはできません。
ただ気休めは、円に換算すると評価額はマイナスではありません。
円安、為替の影響は大きい。
だからと言って、今すぐ全て売却して円に戻そうとは思いません。
下がった時は、売却する、乗り換える、買い増しをするなど、
銘柄ごとに吟味し、整理をするのに良い時期です。
口数は確実に増えています
今のような下げ相場では2つの相反する想いが拮抗します。
積立購入では「下がって嬉しい、口数が殖える!」
米株の方は「嘘だろ、こんなに下がるんだ。この相場はいつまで続くの。」
どちらの方が精神的に楽なのかは明白です。
このところのマーケット環境で、みなさまの確定拠出年金やNISAも減っている、
あるいは去年と比べて伸び率が悪い、ではありませんか。
こんな時は、投資信託の基準価格の増減、評価額だけではなく、
口数を見て下さい。口数は確実に増えています。
A・Bそれぞれ毎月3万円ずつ積立投資をすると、
10年で合計360万円です。
10年後、Aの基準価格は1万3千円、
Bは毎年下がり続け7年目に反転し、
10年後、5千円まで戻りました。
10年後投資元本の360万円は、
Aは410万円に、Bは420万円になりました。
10年後、基準価格が1万3千円のAに比べ、
基準価格5千円のBの方が、
結果が良いのは何故なのか。
Bは、下がった時により多く口数が買えていたからです。
売るときの値段(満期になった時の評価額)は、
評価額=(売るときの)基準価格 ×(それまでに積み上げた)口数です。
積立では、基準価格が半値になっても収益がでます。
安いときこそ口数が多く買えるのが積立です。
ストレスなくできるのは、下がった時に多く買える積立投資です。
今打った鉄がやがて響いてきます。
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