ロナルド・リード
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ロナルド・リード氏、ご存知ですか。
1921年に米国バーモンド州に生まれ2014年に亡くなったのですが、
彼の死亡が当時ニュースになり名前が知られるようになりました。
リードさんは、ガソリンスタンドやデパートの清掃員として働きましたが、
いわゆる低賃金の労働者でした。
リード氏は92歳で亡くなりましたが、
彼が残した資産は日本円換算で8億円とも10億円とも言われます。
相当な倹約家で、非常に質素な生活をしていたらしく、
周りの誰もが彼を億万長者とは思っていませんでした。
米国の一般的な労働者の平均賃金よりはるかに低い賃金にもかかわらず、
何故巨額の資産を残せたのか。
種明かしです。
リードさんは、37歳から亡くなる92歳までずっと株式投資を続けました。
最初は小さな金額でも、配当金の再投資で徐々に増えたそうです。
37歳と早い投資開始ではありませんでしたが、
92歳までの55年は複利効果を得るのに十分な時間です。
大好きな図書館に通い、そこで株式の勉強をしていたとのことです。
購入した株は売らずに保有し続けて最終的に95銘柄に投資していたようです。
死後、巨額の遺産は
家族、友人、お世話になった病院、大好きだった図書館に寄付されました。
もう一人、女性ではアン・シェーバーさんが、
同じように低所得にもかかわらず40億円以上の巨額の資産を残し寄付をしております。
彼女も年収が(現在の価格で)140万円を超えたことがなかったそうです。
2人とも著名な投資家で、検索をしてみると出てきますよ。
2人に共通するのは
リードさんやアンさんは、時代が良かっただけで特別な人、
たまたまラッキーなだけ。と、思いますか。
お二人の頃は、確定拠出年金のような非課税制度も、
誰でも手軽に投資できるインデックス投資信託もなかった時代で、
お二人とも個別銘柄の株式投資です。
株式の売買手数料だって今ほどは安くはなかったと思います。
そんな時代に、何故お二人は生涯年収の何倍もの巨額の資産を作れたのでしょう。
2人に共通することがあります。
1.収入に見合った生活をしていた。
リードさんはずっと同じネルのシャツに、コートは安全ピンでとめていた。
アンさんがなくなったのは1995年ですが、 彼女は1944年から亡くなるまで
ずっと同じアパートに住み、同じ服を着ていた。?! とあります。
リードさんやアンさんとは反対に物凄い収入、
大金を稼いでいたにもかかわらず破産した人は少なくありません。
2.収入の中から優良銘柄の株式に投資していた。
リードさんは、図書館で勉強し個別銘柄に投資を続けました。
あらゆる金融資産の中で間違いなく株式の利回りが最も高く、
長期投資に最もふさわしいことを学んだのではないでしょうか。
リードさん、アンさんには、P&Gやジョンソン&ジョンソンなど共通の銘柄があります。
50年以上増配を続ける「配当王」と呼ばれる連続増配株式です。
正に、永続する会社が本当の利益をもたらすことの証明を見る思いです。
3.最大限複利の効果を生かすことができた。
リードさんは92歳、アンさんは101歳まで生きた方です。
亡くなるまで50年以上、株は売ることなく保有し続けました。
今や多くの人にとって人生100歳時代です。
50歳から投資を始めてもまだ30年どころか、40年、50年あります。
誰にでもチャンスがあります。
リードさん、アンさんの時代より投資環境は格段に良いのです。
専門的な勉強をしなくても、「確定拠出年金DC」「NISA」を使うことは誰にでも出来ます。
優秀な投資信託や非課税制度は強い味方です。
「確定拠出年金」で運用経験を積み、
「NISA口座」へバトンタッチし、資産の一部は一生涯運用する。
投資を知らない人の方が圧倒的に多い
必ずしも、運用しなければならないなんてルールはありません。
むしろ、投資をしていない人の方が多いのですから。
株式投資も、投資信託も、確定拠出年金もNISAも知らない人の方が圧倒的に多いのです。
是非皆様の周りの方に教えてあげて下さい。
株式への長期投資が資産形成に繋がることは証明されているのに、
折角税制優遇があるのに、使わないなんてもったいない話です。
平賀ファイナンシャルサービシズ(株)では
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