私の友人がフェイスブックに書いていたことが驚くような信じ難い話しなのです。
こんな時期なので、良い話はシェアさせて頂くこととなりました。
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なんだかふと思い出したこと。
私が一歳の時、
新宿から中野に引っ越し たばかりの我が家が全焼した。
父が新しく始めた事業の準備も終わり
住み込みの従業員さんも来て、
さあこれからという時だったらしい。
夜中に、着の身着のまま家族5人と従業員さん達
全員なんとか無事に避難できたけど
家も仕事場も搬入済みの機械なども全て失い
おまけに火災保険も未加入だったらしい!
それでも、我が家が同じ場所で再建できたのは、
周りの人達の大きな助けがあったから。
新しい家が建つまでの間、一家5人(夫婦と10歳 7歳 1歳)は
近所のお宅に全員でお世話になり、
新しい家と工場はある工務店の社長が出世払いで良いと言って建ててくれた、、、
なぜ一文無しの自分にそんな事してくれるのか聞くと、
自分も凄く困ってる時に ある人から助けてもらい
今こうして暮らしていけてるけど
その恩人は他界して恩返しができない、だからその恩送りだとのこと。。。
引っ越してきたばかりで出火させたお騒がせ家族に、
周りは優しく温かかった。
戦後15年
皆んなが大変な事をたくさん乗り越えてきたから
大変な時はお互い様!
みんなで助け合うことは当たり前!
そんな時代だったんでしょうね。
そして父は死にものぐるいで働き
どうにか事業も軌道に乗ってきた数年後、
近所の消防士が逮捕された。
マッチポンプ❗️
自供によって我が家の火事も彼の仕業だと分かり
加害者だった我が家は一転被害者に。
私もテレビのニュースを観た記憶があるから
4〜5年経ってからの事。
ちょうど東京オリンピックのちょっと前の頃
『事実』は火事で家が一軒焼けたという事だけど、
その『真実』はいつどういう形で現れるか分からない。
目の前で起こる事の
事実と真実とはずいぶん違ったりもするけど、
まあ、どんな事が起ころうと
常に 今の自分に何ができるか…
起こるかも知れない未来に不安を感じる前に、
起きた事の善処を考え、
助け合えたらどんな事だって解決する筈❗️
今を生きようっと
楽しんで…
そう思える原体験
(火事の事は全く覚えてないけどね)(^-^)
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事実は小説より奇なりです。
その出来事から数年後、お母さまも他界され、お父様の波乱万丈はまだまだ続いたそうで、家族のために頑張ってくれたんですね。。。
「人」は、誰かが誰かを支え、誰かは誰かに支えられ、本当に一人ではないのが、人の世なのですね。