AIやコンピューターには超えられない分野

こうなると笑うしかありません。

2020年3月14日日経電子版の記事です。

― 先週記録した、ダウ工業株平均の値動きは、1900年以降のダウ工業株30種平均の週次リターンが統計学上の正規分布になると仮定して計算したところ、発生確率は「1600億年に1度」だった。―

 1600憶年なんて言われても、余りにも浮世離れしていて、へ~、凄いことなんだとも思えません。

 

これは人間のなせる業ではなく、コンピュータープログラミングされた高速取引のせいです。過去のBigデーターに基づくものでも、マーケット参加者のうち10%位が高速取引なら有効で、他者を出し抜けるのでしょうが、一斉に同じ方向を向くととんでもないことが起きるという結果なのでしょう。

 

今の相場の動きをいちいち気にしていても始まりません。

落ち着くまでは動かないことが一番です。

 

人のなせる事って凄いなあ~、の話です。

「小学校の一斉休校で給食に使う予定のジャガイモ玉ねぎがこのままでは廃棄になりかねない、何とかできないか。」との相談を受けた《特定営利活動法人 りーそる とつか》の北原さん(ウチのお客様です)。

 

戸塚区内の小学校給食で使われるはずだった食材を区内で消費して欲しい。まちづくりをコンセプトに掲げるNPO法人の使命だとばかり、早速仲間と行動開始です。

そして、何と数日で5トンのジャガイモと玉ねぎを完売、廃棄されずに済みました。

 

5トンですよ! 段ボール箱500個だそうです。

「こんな時期だから、みんな何かをしたいと思っているんですよ。」

北原さんの所には夜12時を回ってから買いに来た人もいる !(^^)!zzz。

 

戸塚区以外の人には、ご自分の区でも同じことが起こっているんです。と、一言添えての販売です。

 

休校中の親子に無償でパンを配っているパン屋さんには、取り組みに賛同する企業から原材料などが寄せられるようになった。

 イベント自粛のために花があまった花屋さんは、在宅勤務や休校で家にいる子供たちに「お家で花を楽しんで」と呼びかけ、その輪が広がっている、等々。

 

 「コロナ騒動は、もう一度地域を考えるきっかけなんじゃないかな。」は、夜中まで食材を売りまくっていた北原さんの弁です。

 

やっぱり人のなせる事って暖かいなぁ。知恵と情があります。AIやコンピューターは、まだまだ超えられない分野ですよね。