ジェフ・ベゾスさんと言えば、あのアマゾンのCEO。個人金融資産が13兆円(離婚前はもっと有りました)とも言われます。そのベゾスさんが、1兆円を気候変動対策のための基金に投ずるとのことです。いいね!
普通こういう話って、いいね!ですよね。悪いねのはずはない…のに、環境アクティビスト(もの言う活動家)達から非難の声が上がった。
理由は、アマゾンやベゾスさんのこれまでの環境に対する姿勢にあるようです。それがある日、手のひら返しのようにいきなり「環境保護」みたいなことで1兆円と、言われても受け入れ難いのでしょうか。
それでも、1兆円を使わない手はないですよね。
ベゾスさん変身の背景には、一部の従業員さん達が地球温暖化対策を強化することを求めた。その従業員さん達を多くが支持した。
これって、もしかすると大変な出来事かもです。
企業に対してものを言うのは株主だけではなく、従業員も会社の経営姿勢を強く意識し、抗議もする。それを支持するのはアクティビストに留まらず、ソーシャルメディアを通じ広まる。ESG投資(環境・社会・企業統治に配慮している企業を重視・選別して行なう投資)が叫ばれる中、企業も、政治も、やがて社会も変わって行く・・・のかな。
あっ、アマゾンの社員さんはストックオプションを通じて株主でもあるわけで、そうなるとベゾスさんは益々言うことを聞くのかしら。