「2位ではダメなのですか!」は、今は懐かしいセリフになってしまいました。
2000年日本は、特許出願件数で1位の座を米国と分け合っていました。
かつては、AIも量子コンピューターも、自動運転も、リチウムイオン電池も日本が世界をリードし首位でした。でしたが、今は昔の話です。
2月12日の日経新聞によると、2019年の先端技術分野の特許出願件数で、中国が10分野中9分野で首位です。
AI,再生医療、自動運転、ブロックチェーン、サイバーセキュリティ、ドローン等々で中国が1位で米国が2位、3位につけるのは・・・韓国です。
日本は4位が定席…いえ、いずれドイツに抜かれるのかな。。。
国を挙げて技術立国を掲げる中国や、米国企業の資金量との違いはそのまま結果に表れるのでしょうが、それにしても何故韓国の後塵を拝するまでになってしまったのか。
この30年、日本はデフレスパイラルの罠に落ちた時代。デフレ経済下では、お金の価値は相対的に減らない。企業は投資よりも研究開発費よりも、賃上げよりも内部留保を優先した守りの姿勢。企業も個人もリスクを取る必要もなく、投資嫌い、デフレの時代は何もしない方が勝ち。
日本の長期デフレの原因のひとつは、資金効率の悪さにあると思っています。
みんながじ~っと、貯め込みお金が回らない。
せめて「(4位からの起死回生です)2位ではダメなのですか!」と、別な意味で言ってみたい。