金融ジェロントロジー

3日文化の日に楽天証券主催の「ETFカンファレンス2018」に参加しました。

意外だったのは、500人からの参加者の2/3位は50代以上と思われることでした。楽天証券はいわゆるネット証券会社ですので、もっと若い世代の熱気むんむんのセミナーと勝手に思い込んでましたが、約6時間それこそ物音ひとつなく熱気ならぬ「静かな熱心」に支配された会場でした。

 

「ETF=Exchange Traded Fund 」株式と同様に証券取引所で売買できる投資信託(上場投資信託)のことです。とはいえ門外漢には楽天証券経済研究所の山崎元氏の「Eいい、T手数料の、Fファンド」の方が分かり易いし、この理解で十分です。

 

米国のように、1株単位の売買が出来ない日本では個別株の売買単価が高く、個人の投資対象としてのハードルは低くありません。ETFは個人の資産形成、証券投資の手段としてますますウエイトを増していくのでしょうか。米国ETFの紹介が多かったのもうなずけます。

 

キーノートスピーカーの寺島実郎氏が「金融ジェロントロジー(金融老年学)」について触れられ、第4次産業革命が進む中、人生100年時代を迎え80歳でも7割が健常者の今日、お金(金融)とどう向かい会い取り組まなければならないのか。特に、今の40代50代は、資産形成ができないまま高齢期に突入してしまうことを危惧されてましたが、ここは真剣な問題です。

 

常々金融とか、資産形成と言った固い言葉ではなく、なにか良い言いまわし方法はないかと模索しています。「ETF」を理解しようとカンファレンスに参加するリテラシーの高い50代以上もいる中、全く別な世界のことと捉えてしまう向きも、このままでは格差が開くばかりなのでは。。。

FP、IFAの役割も重大と奮い立つ思いの1日でした。(カタカナ英文字が多くてすみません。)