実家の土地誰かタダで貰って!

「実家の土地を相続放棄したいのです。」相談者様は自分も高齢となり田舎の土地を相続しても住むことも管理もできないので、相続放棄をしたいとのことでした。これからこういうケースは珍しいことではなさそうです。では、相続人が全員で相続放棄をするとどうなるのか。調べてみるとどうも、相続放棄をしたからと言って実家の土地の管理をしなくても良いということにはならないようです。

民法では、相続放棄と管理義務は別で「相続放棄をしても、ずっと管理はしなければならない。」管理責任を逃れるためには、「相続管理人」を選任しなければならない。

「なんで? 何のための相続放棄なの。」ですが、考えてみれば、日本中相続放棄の土地だらけになり荒れ放題になったとしたらそこに住んでいる人たちが困りますよね。

相続放棄の土地は即、国や行政の管理にならず、管理者は相続人のようです。

ちなみに「相続管理人」は弁護士がなるようで、そうするとやはり費用が発生します。こうなると、誰かタダで貰って~と、叫びたくなるかもですね。